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JICA職員による国際機関キャリアセミナーを開催

講演・シンポジウム|来学者

2010/7/2

2010年6月25日(金)、国際機関への理解を深め進路の一つとして考える機会として、独立行政法人国際協力機構(JICA)九州国際センター総務課の荒木 亜礼譜氏を講師に迎え、国際機関キャリアセミナーを開催しました。


荒木氏は日本の政府開発援助(ODA)の目的や現状に触れ、日本が諸外国からの食料の輸入を確保し、大国としての存在感を維持するためにはODAを継続していかなければならないと説明しました。そして日本の援助の特色を、「"魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える"という中国の故事にもあるように、物資の供給だけでなく、共に汗を流しながら支援国の自立と国づくりを促進しています」と紹介しました。

また、円借款によるODAの上水道整備事業の評価を例に挙げ、業績を国民に伝えることが困難である点や近年、国民の関心低下により日本のODA予算が減少している点など、JICAが抱える問題や業務内容を詳細に紹介し、国際機関に就職を希望する学生には今後これらの問題を解決することが重要であると述べました。

最後に荒木氏は国際機関に所属する日本人職員が少ないことに触れ、「文学部や哲学部を卒業した同僚もおり、学部や学科、院卒、男女関係なく柔軟な人物が求められています。また、将来NGOで働くことを希望する学生にとってはJICAで経験を積むという方法もあります。コミュニケーション能力をしっかりと鍛えてこの業界に志願してください」と学生を激励しました。

聴講した学生の一人、渡部 勇毅さん(APS1、日本)は「国際機関について自分で調べるには限界がありましたが、セミナーに参加し関係者の方から直接話を聞くことで、"国際協力とは何か"という全体像が見えました。ODAに対して、世代間にギャップがあるという話には驚きましたが、私達の世代がやるべきことが分かり、今回得た知識を参考に、将来を見据えていきたいです」と今回のセミナーに出席した感想を述べました。

取材:永山 智仁(APS1,日本)
APU学生広報スタッフ<Student Press Assistant (SPA)>






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