立命館アジア太平洋大学

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RCAPSセミナーで外務省関係者が講演

講演・シンポジウム|来学者

2009/12/9

2009年12月2日(水)、外務省南東アジア第一課長、小野啓一氏を迎え、「A New Partnership between Japan and the Mekong region – Today and Tomorrow of the relations with Cambodia, Lao PDR, Myanmar, Thailand and Viet Nam(直訳:日本とメコン地域の新しい関係−カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムとの交流の現在と未来)」と題したRCAPSセミナーを開催しました。


小野氏はまず、2009年日メコン首脳会議について触れ、政治的、経済的、文化的、また観光開発やメコン地域の若者との交流の促進へ向けた取り組みについて紹介しました。またミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナムなどのメコン地域諸国とシンガポール、マレイシアといった工業化の進んだ他の東南アジア諸国との間の発展度合いの格差を是正するためにどのような協力を行うかといった、日本の目標について述べました。

その後小野氏は森林事業の促進やメコン川流域の保護といった持続可能な開発など、環境対策でのイニシアチブについて説明しました。そして、メコン地域の情報、人材、工業資源の流通強化のための道路や橋、トンネルといったハード、ソフト両面からなるインフラ整備を進める、“経済回廊”づくりを含む、「日本・メコン行動計画」に記載された将来の発展と協力のための3つの柱となる事業の概要について説明しました。

質疑応答ではたくさんのメコン地域出身学生から“日本による投資の意図”や“メコン地域への中国の影響力”、“政治的安定と環境面での取り組み”などの質問が上がりました。小野氏は日本の開発援助や協力は、中国とメコン地域への影響力を競うためのものでなく、何世紀にも遡る同地域との緊密な貿易関係や交流関係に基づくものだと説明しました。

RCAPSは21世紀のアジア太平洋地域の直面する問題や多面的な展開へ向けた研究の発展、促進を使命として1996年7月に設立しました。アジア太平洋学分野の研究成果を共有するため、学内外から講師を迎え、定期的にRCAPSセミナーを開催しています。

 

取材:Dimithri Dveinda Jayagoda (GSAM 1, スリランカ)
APU学生広報スタッフ<Student Press Assistant (SPA)>
 





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