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大分県知事
佐藤 樹一郎様
栄えある立命館アジア太平洋大学の学位を取得され、晴れて卒業される皆さん、誠におめでとうございます。
米山学長をはじめ教職員の皆様の熱意あふれるご指導に深く敬意を表するとともに、卒業生の成長を温かく見守り、深い愛情を注いでこられたご家族の皆様にも、心からお慶びを申し上げます。
立命館アジア太平洋大学は、2000年4月の開学以来、日本の高等教育のグローバル化を牽引する大学として、世界水準の国際認証を取得するなど、輝かしい実績を積み重ねてこられました。昨年迎えた開学25周年は、これまでの歩みの証でもあります。
近年、産業界の国際化が進む中で、企業が求める人材像も変化し、専門的なスキルに加え、多様な文化や宗教、慣習などへの理解を備えた「多文化マネジメント人材」へのニーズが高まっています。そうした中、昨年7月には、台湾の国立陽明交通大学と包括連携協力協定を締結されたほか、九州エリアの半導体関連企業との連携による「半導体国際ビジネスマネジメント人材養成プログラム」を開始されました。
全国的に大学を取り巻く状況がますます厳しくなる中、こうした意欲的な取組により、APUは本県が国内外に誇る知の拠点として、今もなお発展し続けておられます。
また、地域の小学生を対象とした国際交流企画や、高校生
を対象とした宿泊型体験プログラム、産官学連携イベントの開催、別府市内での清掃活動など、本県の国際化に加え、地域活性化にも多大なお力添えをいただいております。
本日卒業を迎えられた皆さんは、119の国・地域の学生が学ぶ多文化共生のキャンパスにおいて、国際社会の中で大いに活躍できる人材となるため、学業に精励されました。在学中は、国際社会が大きく揺れ動く中で、多様な価値観や課題に向き合いながら、それぞれが創意工夫を重ね、学びを深めてこられたと思います。こうした経験が皆さんの糧となり、この変革の時代において新たな未来を切り拓く大きな力になるものと確信しています。
卒業後もこれまで培ったグローバル・マインドや人的ネットワークを存分に発揮し、それぞれの分野で活躍され、アジア太平洋地域の発展に大きく貢献していただくことを期待しています。
結びに、多くの思い出が詰まったこの大分を第二の故郷としていつまでも愛していただき、国と国、地域と地域、人と人、そして大分と世界を結ぶ架け橋となっていただくことを願いつつ、皆さんの今後のご活躍と立命館アジア太平洋大学の更なるご発展を祈念し、お祝いのあいさつとします。
2026年3月13日
大分県知事 佐藤 樹一郎
別府市長
長野 恭紘様
本日、立命館アジア太平洋大学を卒業される皆様、そしてご家族の皆様、誠におめでとうございます。別府市民を代表し、心よりお祝い申し上げます。あわせて、皆様を支えてこられたご家族の皆様、ならびに教職員の皆様に、深い敬意と感謝を申し上げます。
APUで皆さんは、国や文化、価値観の違いを越えて学び合い、語り合い、時にぶつかりながらも、対話と協働を積み重ねてこられました。その経験は、分断や紛争、気候変動に伴う災害など、不確実性が高まる時代において、課題の本質を捉え、解決へ向けて周囲を巻き込みながら前に進む力になります。
別府は温泉のまちとして知られていますが、それ以上に、多様な人を自然に受け入れ、挑戦する人を応援する風土があります。皆さんがこのまちで交わした言葉や笑顔、地域と関わった日々は、別府にとっても大切な財産です。市制100周年を経て、別府は次の100年に向け、観光・ウェルネス・防災・地域経済など、多様なテーマで挑戦を続けています。皆さんが世界へ羽ばたき、別府を想い続けてくださることは、このまちの未来の力になります。
別府の温泉は、地中深くで長い時間をかけて育まれ、やがて湧き出してきます。皆さんが積み重ねてきた努力や経験も、すぐに形にならない時があっても、必ずどこかで誰かを支える温かな力になります。どうか自分の歩幅で挑戦を続けてください。APUで得た仲間は一生の宝です。世界のどこにいても、支え合えるつながりを大切にしてください。
そして、迷ったり疲れたりしたときは、別府に「ただいま」と帰ってきてください。湯けむりと人の温もりが、いつでも皆さんを迎えます。
結びに、立命館アジア太平洋大学のさらなるご発展と、卒業生の皆様の前途が希望に満ちたものとなりますことを祈念し、祝辞といたします。
2026年3月13日
別府市長 長野 恭紘