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World Press Photo 2019

全国5ヶ所で開催される「世界報道写真展2019」が2019年11月3日（日・祝）～11月15日（金）の期間、APUで開催されます。

世界報道写真展はオランダのアムステルダムに本部を置く世界報道写真財団が毎年開催する世界報道写真コンテストの入賞作品を展示した世界最高峰の写真展の1つで、今年で62回目を迎えます。APUでは、開学の2000年と、2003年からは毎年開催されています。

今年は43人がコンテストでの入賞を果たしました。コンテストの部門は全部で8つ。さらにそれぞれが「単写真（写真1枚）」と「組写真（複数の写真で構成）」に分かれています（「長期取材」の部を除く）。入賞者は部門毎に各1位から3位までのいずれかに該当します。入賞者の中から、その年の最も優れた写真1点に対しては「世界報道写真大賞」が贈られます。今年の大賞受賞者はゲッティイメージズ（Getty Images）のベテランカメラマン、ジョン・ムーア（John Moore）氏が選ばれ、メキシコとの国境沿いにあるアメリカ・テキサス州マッカレンで国境監視員の取り調べを受ける母親の脇で泣き叫ぶ少女の写真が選ばれました。

同じ時代を生きる人たちの、普段目にすることが少ない現実。写真展を通して、世界で起きている紛争や現代社会の問題、奇跡的なスポーツの瞬間や、壊されゆく自然の姿を知ることのできる貴重な展覧会です。ぜひ、ご覧ください。

世界報道写真大賞2019

スポットニュースの部　単写真1位
「国境で泣き叫ぶ少女」
メキシコとの国境沿いにあるアメリカ・テキサス州マッカレンで、ホンジュラスからともに来た母親のサンドラ・サンチェスが国境監視員の取り調べを受けている間、泣き叫ぶヤネラ。

ジョン・ムーア（米国、ゲッティイメージズ）
2018年6月12日　アメリカ（マッカレン）

環境の部　単写真1位
「アカシンガ 勇気ある者たち」
ジンバブエのフンドゥンドゥ野生動物公園で、女性メンバーだけで構成される反密猟武装部隊「アカシンガ」の偽装・隠蔽対策訓練に参加するペトロネラ・チグムブラ(30)。

ブレント・スタートン（南アフリカ、ゲッティイメージズ）
アフリカ（ジンバブエ）