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2010年1月から2017年12月までの8年間、日本を代表する国際大学である立命館アジア太平洋大学の学長を務め、この間、皆様方の温かい励ましとご支援を受けてまいりました。深く感謝申し上げます。
立命館アジア太平洋大学は、大分県、別府市の多大なご支援、ご協力によって生まれた大学です。毎年約800名の学生が県下各地に出向いて、さまざまな行事、企画に参加させていただいています。とりわけ別府市民の皆様には、居住する学生たちを温かく見守っていただき、ありがとうございます。
2014年に文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業へ申請し、他の36大学とともに採択され、2016年にはマネジメント教育の国際的な認証評価機関であるAACSB Internationalより認証を取得し、本年、英国の高等教育専門誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション』が実施した日本の大学ランキングでは、国際性で1位、総合順位では24位でした。国際標準にもとづく教育で育った卒業生は、経済界を中心に国内外で活躍しています。
この度、次期学長候補者を公募で選出するという大胆な方法を採用し、出口治明氏という世に傑出した方を新学長に迎えることとなりました。新学長のもと、立命館アジア太平洋大学は日本のみならずアジアを代表するグローバル大学に変貌を遂げるであろうと信じています。
皆様の変わらぬご支援をお願い申し上げて、退任の挨拶といたします。
立命館アジア太平洋大学
学長 是永 駿