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多文化協働ワークショップ(MCW)とは?

多文化協働ワークショップとは

APUには、新入生がAPUで学習を進めていくために必要な基礎的な知識や手法を、講義およびワークショップを通じて身につけていく1回生演習科目があります。

APUの多文化環境

全学生約6000人の半分が、100以上の国・地域から集う留学生

APUでは授業内外において、多国籍な学生同士の協働作業を日常的に行います。この環境を存分に活かして4年間学ぶには、コミュニケーションや多文化協働のスキルの鍛錬が必須です。そのために1回生が必ず受ける授業が、多文化協働ワークショップ。大学生活を成功させるためのスキルを獲得できる仕掛けとして開講しています。

授業方法

講義で得た多文化協働の知識を、小クラスでの実践を通じて習得

① 講義 約30分

②グループワーク 約60分

① 多文化協働のスキルを高めるための講義(日・英 別)
② 小クラスに分かれて、講義で学んだ知識・スキルをグループで実践(日・英 合同)
※実際の授業時間は100分のため、上記の時間配分は目安です。

授業で身に付ける多文化協働の知識・スキル

言語の壁、アクティブリスニング、コミュニケーションスタイルの違い、ダイバーシティとインクルージョン、ステレオタイプ、グループ理論、文化レンズ

多国籍の小グループで学ぶ4ヵ月間

6名前後の小グループは、多文化構成となるよう、出身地域、国籍、学部などを考慮して組み合わされます。日本語・英語話者もおよそ半分ずつです。同じグループで4ヵ月をかけてディスカッションを重ね、最終的には一つのプロジェクトに取り組み、プレゼンテーションを行います。

TA(ティーチング・アシスタント)のサポート

小クラスでの演習は先輩学生のTAが運営をサポートします。TAはグループディスカッションの進行や資料検索の補助、プレゼンテーションのアドバイスだけでなく、生活面での相談にも乗ってくれる頼もしい存在です。

グループで取り組むプロジェクト

指定のテーマに沿って、受講生の多様性を生かした、創造的な企画を考案します。授業内外でグループでの議論を重ね、企画を作り上げる過程で、言語と文化の壁を越えた信頼関係が築かれます。チームメイトが大学生活を通しての友達となることも。学期の終盤にはプレゼンテーションを行い、優勝チームを選出します。

多文化協働ワークショップにより高められる能力

グローバル社会に対応できるマインドセット

  • 異なる文化に属する人々に対して持つステレオタイプ、偏見、思い込みに気づくことができる。
  • 自文化を中心としたものの見方から抜け出し、文化的背景の異なる人々の視点から物事を見、感じることができる。

高いコミュニケーションスキル

  • コミュニケーションのとり方がいかに異なりうるかを理解し、状況に応じて異なるコミュニケーションスタイルを実践できる。
  • 文化的背景の異なる人々の文化や生い立ちに好奇心を持ち、心を開くことができる。

多文化協働の基本スキル

  • グループの一員として自分からできることを探して行い、グループ活動に積極的に貢献することができる。
  • グループメンバーが自分は尊重されていると感じられるように、メンバーの個性とグループへの所属感を大事にした態度や声掛けができる。

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