立命館アジア太平洋大学
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学長・副学長ノート

「海が見えるから、ココにした」。

2017/6/2

今村 正治 副学長

 「海が見えるから、ココにした」。

 APUがどうして山のてっぺんにあるのかについて、開学前のエピソードを紹介したとき、教室の中に、ぐっと笑顔が増えた気がしました。

 海が見える、濃い霧に覆われる、身体が吹き飛びそうな風が吹く、別府湾は日の出に赤く染まり、月光に静かに輝く、とにかく、APUの風景はまことにドラマティック。

 はじめは、「こんな辺境で大学なんてやっていけないよ」と僕もちょっと思ったこともあるけれど、そんな環境が、今学生に愛されていることを改めて実感しました。

 アジア太平洋学部で今年から始まった科目、『APS入門』で、1回生(日本語基準)約400名を対象に1度きりの講義をしました。僕に与えられたテーマは、ざっくりAPUについて―というような依頼でしたが、科目の趣旨からも、APU、あるいはAPSで学ぶとことの意味づけにつながるものを、ということでした。年がら年中人前でお話ししていますが、大学の授業は独特の緊張感がありますね。勢い込んで、ちょっと詰め込みすぎたお話になってしまったのですが、みなさんのコメントはすべて読みました。まるで万華鏡みたいにキラキラした反応がとっても面白かった。また、講義のあとに、もっと僕と話したいと訪ねてくれた学生たちもいました。そんなことが僕に1年ぶりの副学長ノートを書くきっかけをつくってくれたのかなとも思います。
 講義では、APUの歩みと学問に大切な要素は似ているぞ、ともお話しました。相反する常識が交錯する多文化性、都市の中心ではなく辺境であること、そして少数派、異端児であること。この要素は、常識を疑い矛盾に気づき、新しい価値観を構築する学問の営みにとって素晴らしい鉱脈なのです。そう!なんとAPUはそのすべてを兼ね備えているのですよ。言い換えれば、みんなが同じ常識を共有し、便利な大都市でなんでも手に入る、大きな価値観に支配されている、そんな環境から、常識を書き換える発見が生まれるとは思えないのです。では、矛盾に気づいたとき、なにを発見したとき、でも周囲に認められないときにはどうすればいいか?
 講義の中で引用したこの言葉が刺激になったというコメントをたくさんもらいました。
“Most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become.” Steve Jobs



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