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現代の農業問題に光を当てた山香町での学生によるフィールドワーク

2005/4/20

丹羽達哉さん(APS)がゼミの活動の一環として、大分県・山香町でフィールドワークを行い、その結果を町で発表しました。
詳しくは丹羽さんのレポートをご覧ください。

山香町調査報告


2月28日大分県山香町の農林業振興大会にて山香町での一年に及ぶゼミのフィールドワーク、映像製作の報告を行いました。

私が所属する市岡康子ゼミは、大分県の一町村を対象とし、春セメスターに現地でのフィールドワーク、秋セメスターにフィールドワークを基にした映像製作を行います。昨年度は調査地を山香町に定め、『稲作』『畜産』『法人化農業』『後継者』の4つのテーマに沿う形でフィールドワーク・映像製作を行いました。

当日、農林業振興大会の報告では、私たちの班のテーマである稲作に関してフィールドワークから見えてきた数々の問題点の提起、それに対する私たちなりの提言を行い、振興大会後の懇親会時に後継者班の製作した映像『楽しいシゴト〜ある20代農業者の話〜』を上映しました。一年間という短い期間でのフィールドワーク・映像製作だったため十分に突き詰められなかった部分もありましたが、懇親会時に農家の方から真剣な意見や質問をいただくなど、ささやかながら成果が出せたのではないかと思っています。

多くの人が農業に対してマイナスのイメージを抱いています。私自身も以前はそうでした。しかし、一年間の農家の方々とのふれあいや議論を通して、農業に対するイメージは大きく変わりました。私のイメージが変るきっかけとなったもの、それは農家の方の自分の作物に対して誇りをもって接している姿です。自分の仕事にプライドを持ち、全力で立ち向かうことは当然のことかもしれません。しかしそういう農家の方々の姿はとても魅力的でした。農家の姿を消費者である私たちの多くは知りません。また多くの農家は消費者の顔が分かりません。消費者と生産者の間に横たわるこの溝こそが農業の大きな問題だと思います。

私は、今年の四月から半年間、東京のお米の流通を手がける団体でインターンシップを行います。山香町で見てきた農業の問題点は普遍的なものだと思います。社会という大きな枠組みから、現在の農業の抱える問題に対するアプローチの方法を模索していきたいと思います。

丹羽 達哉
(APS, Japan)

丹羽さんが制作に関わった映像作品「お米がつなぐ—つくるだけが農業じゃない—」(全26分)の一部(7分39秒)がこちらで見られます。
こちらをクリックしてください


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