立命館アジア太平洋大学

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第22回日韓学生フォーラム

2006/10/4

〜韓国と日本の学生による対話・交流 2006年8月〜

日韓学生フォーラムは、1986年3月に日米学生会議参加者の有志が韓国学生協会に働きかけ、ソウルで実現した討論会に端を発する学生学術団体です。以来、非政治・非宗教・非営利をモットーに、学生のみで運営をしており、日韓両国の学生の自由で率直な話し合いを目的として活動しています。 22回目となる今年は8月5日から19日まで韓国で開催され、日本側19名、韓国側17名の学生が参加しました。日本側は、全国3地域(関東・関西・九州)からのメンバーで構成され、そのうち九州はAPUからの5人が集まりました。過去-今-そして未来を見つめようと、「The Bridge for a Brand‐New Tomorrow」というテーマを掲げ、活動は始まりました。

8か月間の事前準備(勉強会、シンポジウム、フィールドワーク)を経て、8月に2週間の合宿をソウルで行いました。今年のフォーラムでは、日韓関係はもちろんのこと、朝鮮半島、東アジアまで視点を広げようと、それに則したプログラムが組まれました。歴史を見つめるという面では、ナヌムの家(元慰安婦の方々が共同生活をしている場所)や日本大使館前で行われている水曜集会へ行きました。そこでは、彼女たちの実体験を聞くことができ、単に謝罪を求めるだけではなく人権・安全保障の面において平和を心から希求する姿も見ることができました。また、植民地時代の面影を残す西大門刑務所へ赴き、当時の拷問の残酷さを目の当たりにし、互いの受けてきた歴史教育や認識について話しました。



元々はひとつの国であった北朝鮮との関係を考える上では、DMZ(非武装中立地帯)へ行き、その後シンポジウムを開き、統一に対する考え方や北朝鮮に関する報道やイメージについてなど意見交換をすることができました。東アジアという視点では、中国学生を交えたシンポジウムを行い、核問題について各国の対応や学生の抱く懸念、またアメリカとの関わりについても討論しました。

こうした全員でのフィールドワークの他に、個人の関心を掘り下げ討論するための分科会も設けました。国際政治、国際経済、歴史認識、現代社会、比較文化の5つの分科会で1人1人がプレゼンを行い、その後討論を行いました。自分の関心事について意見交換が行え、さらに意見をぶつけることで互いをより深く知ることができたように感じました。

こうした学術的な面とは別に、文化交流も行いました。各国のメンバーが互いの文化紹介や、個人芸を披露することで、相手の文化を身近に感じることができました。主に、日本側は、和太鼓、ソーラン節、韓国側は、サムルノリ、テコンドーなどを披露しました。

他にも、スポーツ大会や、ホームステイ(韓国メンバーの家庭に3日間滞在)、市内フリー観光などを通して、様々なことを共有し、個人個人が強い絆で結ばれたように感じます。こうした草の根交流が、真に日韓友好の架け橋となることを実感した夏でした。


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