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当事者に聞く「世界を知るための対話」を開催

講演・シンポジウム

2023/12/08

11月18日(土)、APU東京オフィス主催の「世界を知るための対話」を、立命館東京キャンパスで開催しました。北海道や岩手県をはじめ全国各地から教育関係者が参加しました。

高校現場 で「考える歴史」教育を実践する小川幸司氏(長野県伊那弥生ヶ丘高等学校 教諭)を迎えた講演とAPU卒業生とのパネルディスカッション、参加者を交えた意見交換会を行いました。
前半は、歴史教育が単にインプットするだけの授業から、歴史を素材に私たちのあり方を探究する授業に変わってきていることを、具体例を交えた小川氏の講話に耳を傾けました。

後半は、本学卒業生3名(ウズベキスタン出身、モンゴル出身)と「歴史を学ぶことの意味」についてパネルディスカッションを行いました。90年代前半から初等・中等教育期間を過ごしてきた卒業生からは、社会体制により教わった歴史が書き換えられた経験が語られるなど、時代の狭間で生きてきた当事者の話は、大国の歴史に焦点が当てられがちな歴史教育の中において、参加者に新しい歴史の見方を提示しました。その後、会場の参加者で熱い意見交換が行われました。

閉会後には、民族の定義や歴史上の偉人像について、平和の構築方法、世界の人々との対話がいかに重要かなど、参加者から貴重な声が寄せられました。
今後もAPU東京オフィスでは、現代の世界について学びやその機会を積極的に用意していきます。



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