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ホタルが別府の川へ APUと地域をつなぐ環境保全活動11年

社会貢献|イベント|研究

2023/06/26

6月7日、APUの環境保護サークル「ECOS(Environmental Community Organization for Sustainability)」と「亀川の自然環境を守る会」の主催で、別府市内で唯一温泉が流れ込まない川、「冷川(ひやかわ)」において、毎年恒例のホタルの鑑賞会が行われ、APU学生や別府市民などが参加しました。

環境の変化や汚染などの影響でホタルが見られなくなったことを受けて、ホタルが飛ぶ美しい環境を維持するため、「ECOS」と地元の「亀川の自然環境を守る会」が協力し、冷川の清掃などの環境保全を行いながら、流域の生態系を守る活動を行っています。6月7日のホタル観賞会では、約450匹のホタルの飛翔を楽しむことができました。

鑑賞会の前にはアジア太平洋学部のMAHICHI Faeze アジア太平洋学部准教授、ROUX Petrus Willem 教育開発・学修支援センター准教授による、環境保護ワークショップが行われました。
また亀川の自然環境を守る会によるホタルの生態についてのクイズ大会などには、地域の子どもたちも参加し、ホタルの雌雄の見分け方や、2020年のピーク時にはおよそ700匹のホタルが冷川で見られたことなどを楽しく学びました。

学生団体の活動から始まり、11年間継続しているこの取組みは、地域社会と大学の連携、そして学生の積極的な参加によって成り立っています。APUの学生たちは実際の環境保全活動に参加することで、地域社会に貢献し、その一員として力を発揮しています。地域の人々や子供たちは環境保護の重要性を学ぶことができ、地域の自然の美しさに気が付くきっかけになっています。

このように学生の自由参加型の地域の方々との持続可能な環境活動は、学生への環境保護意識の啓蒙だけでなく、APUと地域の交流につながっています。またAPUの専門知識などのリソースを活用し、高い環境意識を持つ市民の育成につながることを願います。



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