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別府市長がサステイナビリティ観光学部「別府まちづくり」特別プログラムに登壇

来学者|SDGs

2023/10/19

10月11日、別府市の長野恭紘市長を講師にお迎えし、サステイナビリティ観光学部の専門実習「別府まちづくり」特別プログラムを開講しました。授業は日英両言語で行われ、多くの国内学生、国際学生が聴講しました。

講義では「持続可能な都市の経営・管理を考える〜融和と協調により別府創生を強力に推進〜」をテーマに、別府市の観光産業における計画や実践が紹介されました。別府市では「見える化する」「持続可能である」「高付加価値化」を3つのキーワードに、まちの観光の現状を数値等の根拠を持って分析し、観光産業の世界的な傾向と連動させて、地域と観光客双方が幸せであるための独自の取り組みを行っています。現在は「新湯治ウェルネス・ツーリズム」事業をおこし、温泉の研究・実践拠点を設けて、ウェルネス市場において戦略的に観光を推進することを目指しています。

長野市長は講義を通して、観光はあくまで「市民の幸せ」を達成するための手段であり、目的ではないと強調しました。そのうえで、何事においても手段と目的とを履き違えると方法や結果が全く変わってしまうため、常に留意する必要があると学生らに伝えました。質疑応答では、市長選に挑み続けてこられた動機や、事業の具体的な施策、市長だからこそできることとは何かなど、多様な質問が学生から寄せられ、長野市長は一人一人に向け丁寧に回答しました。

講義の終わりに長野市長は、「人生において無駄なことはなく、無駄なことが人間力を鍛えるのだから、学生のうちは何をやったって良い。自分の道がベストかどうかは自分次第。臆すことなく常識からはみ出て、思い切り楽しんで、APUの学生生活を謳歌してください。」と、学生に向けて力強いメッセージを贈りました。



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