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アジア太平洋学部で国際関係分野を担当している教員と大学院生が、ポーランドのWarsaw University、Adam Mickiewicz Universityの研究者らとの国際研究チームと、学術書『Handbook of Indo-Pacific Studies』を2023年3月に出版しました。その出版記念祝賀会を、5月24日（水）に開催しました。

欧州連合（EU）圏の大学院生向けの教材として企画された本書では、インド太平洋の国際政治での役割を、政治、経済、安全保障など幅広い視点で分析しているのが特長です。本書が提供する学際的なアプローチは、国際関係の研究者、専門家からも注目されています。Erasmus+（エラスムスプラス）*1によるサポートを受け、本書の電子版のオープンアクセス化も叶いました。

執筆・共同編集者の一人であり、アジア太平洋学部長、アジア太平洋研究科長である佐藤洋一郎教授は「欧州とアジアの研究者を中心に組まれた本書では、米中対立の深まるインド太平洋地域を、米中という超大国以外のステークホルダーの視点から観察することを容易にしています。数多くの執筆者が推敲を何度も重ね、編集にあたっての苦労話は尽きません。このような国際プロジェクトの幹事大学としてAPUが選ばれ、APUの大学院生の参加までも認められたことを、大変光栄に思います。」と話しました。

*1　Erasmus+（エラスムスプラス）は、2021年から2027年まで、欧州連合が実施している教育、研修、若者、スポーツに関するプログラムです。
https://erasmus-plus.ec.europa.eu/