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国連諸機関で働く12名の校友がキャリア形成についてのウェビナーに登壇

講演・シンポジウム|イベント|20周年

2020/12/22

12月12日(土)、APU校友会ヨーロッパ・チャプターは、国連諸機関でのキャリア形成についてのウェビナーを開催しました。今回のウェビナーは、APU開学20周年と国連創設75周年を記念して実施している「Giving Back to APU」キャンペーンの一環として、次世代を担うAPU生や卒業生に国連でのキャリア形成の可能性を探ってもらうことを目的に開催されました。ヨーロッパ・チャプターが主に中心となって企画し、アフリカ、アメリカ、アジア太平洋、ヨーロッパをまたがる国連に関連する10機関・基金・プログラムで活躍する12名の卒業生が講演しました。

パネルディスカッションやグループセッションでは、170名のZoom参加者、230名のYouTube生配信の視聴者がそれぞれのキャリアから得た教訓や、国連諸機関への採用プロセスについても具体的にアドバイスしました。

現在25名の卒業生が15の国連諸機関などに勤務しており、これは国連の機関数のほぼ半数を網羅します。出口治明APU学長は、開会挨拶の中で、「25人の卒業生が国連の機関で働いていることはAPUの誇りです。そしてその卒業生たちが時間と努力を惜しまずに後輩たちの道を切り開こうとしていることは、さらに称賛に値します。」と述べ、また、「2030APUビジョンにもあるように、卒業生がどのようなキャリアを歩むにしても、世界にプラスの変化をもたらすことができる人材になってくれることを期待しています」とも述べました。

キャリアオフィスが過去10年以上にわたり同様のワークショップを何度も開催してきましたが、通常は卒業生1名が登壇するスタイルでした。北京のユニセフ事務所に勤めるMartyn Denisさん(2012年卒)は、「APUで開催されたキャリアワークショップに参加したことを覚えていますが、参加したおかげで国連でのキャリアを目指せると実感できました。」と話しています。

国連人権高等弁務官事務所のMorse Caoagas Floresさん(2006年卒、校友会ヨーロッパ・チャプターリーダー)は、「私たちは国連を志す初めてのAPU生だったので、国連に勤める先輩の話を聞くことはできませんでしたが、その難しさを承知していますし、少しでも後輩たちの役に立ちたいと思っています。後輩のみなさんへ、努力と根気が必要だということを強調したいです。」と話しました。

ウェビナーに参加したAPU生の一人は、「国連でのキャリアに関する情報を自分で集めてみると抽象的な情報が多かったですが、今日のウェビナーは具体的でとても参考になりました。目標とするキャリアの実現に向けて、これから何に力を入れていけばいいのかが明確になりました」と話しました。

このウェビナーの映像はこちらからご覧いただけます。(YouTube)



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