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安藤百福名誉博士奨学生が日清食品ホールディングス株式会社を訪問

学生生活

2018/04/09

安藤百福名誉博士賞は在校生に授与される本学における最も名誉な賞です。日清食品ホールディングス株式会社創業者の故安藤百福立命館大学名誉博士からのご寄付により、この賞は設置されています。将来、アジア太平洋地域のリーダーになることが期待されている者に対し、支援と激励を行うことを目的とし、奨励金が与えられます。

2018年2月15日(木)、本学の2017年度 安藤百福名誉博士栄誉賞受賞者と安藤百福名誉博士奨励賞受賞者が、日清食品ホールディングス株式会社東京本社を訪問しました。

前列中央が安藤宏基氏

日清食品ホールディングス株式会社 代表取締役社長兼CEO 安藤宏基氏や役員の方々との懇談は、会食をしながら穏やかに行われました。学生一人ひとりが自己紹介や奨学金のお礼と、将来の夢などについて述べました。

安藤氏より、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を生み出し、「カップヌードル」へと発展させ、世界の食文化を変えた同社の歴史、理念、目標を教えていただきました。同社は海外でのカップヌードル販売にも力を入れており、安藤氏は、各国・地域での文化の違いを理解し、対応することが販売戦略を立てるために重要だと語りました。懇談の最後に、安藤氏は、国際学生や海外経験の多い学生、様々な活動に意欲的な学生たちに、今後もさらなる活躍を期待していると激励しました。

奨学生たちは、企業の経営陣の方々との懇談を通して、たゆまぬ努力の大切さ、国際的規模の社会貢献のあり方などについて刺激を受け、自分の将来の夢を大きく膨らませる貴重な機会となりました。

横浜市にあるカップヌードルミュージアムを訪れ、安藤百福名誉博士の足跡などを学んだほか、カップヌードルやチキンラーメンの製作を体験

奨学生のコメントを一部抜粋します。

「今回の訪問は、私にとって身に余る栄誉であるだけはなく、大学での活動を改めて見直す良い機会となりました。はじめに、安藤社長にお話しいただいた、チキンラーメンのマーケティング戦術、特にブラジルでの事例が印象に残っています。それぞれの地域に根付いた食文化による売れ行きやカップラーメンの器に注ぐお湯の水量など、様々な観点による分析手法を教えていただきました。今回の訪問は、現場を当事者の立場にたって、より理解する努力をすることの重要性など、貴重な学びの機会となりました。今後は、より真摯に自身の活動や研究と向き合い、安藤百福名誉博士の精神を受け継ぎ、熱意を胸に精進したいと思います」

本奨学金の概要、受賞者は以下の通りです。

● 安藤百福名誉博士栄誉賞
安藤百福名誉博士栄誉賞は、各セメスターの学部卒業生から1名のみ選ばれる本学で最も栄誉な賞。学業、諸活動、学生生活で優れた実績をあげ、将来、アジア太平洋地域で大きな貢献が期待される者に授与します。

<2017年度受賞者>2名
氏名 学部 採用年度
DUONG Bao Thi Anh 国際経営学部 2017年春セメスター
渡辺 彩加 アジア太平洋学部 2017年秋セメスター

● 安藤百福名誉博士栄誉賞
安藤百福名誉博士奨励賞は、第3セメスター(2回生前期)、第5セメスター(3回生前期)の学部生から各2名選ばれる賞。学業成績が優秀で、諸活動、学生生活において本学学生のモデルとなる者に授与します。

<2017年度受賞者>6名
氏名 学部 採用年度
DURDANA Tasnia 国際経営学部 2017年春セメスター
梶山 実穂 アジア太平洋学部 2017年春セメスター
松本 大海 アジア太平洋学部 2017年春セメスター
FAYYAZ Sadman 国際経営学部 2017年秋セメスター
ISLAM Rasheeq 国際経営学部 2017年秋セメスター
TSVETKOV Radoslav T. 国際経営学部 2017年秋セメスター



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