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米国コーネル大との初の連携授業を開講

教育プログラム

2018/02/22

APUでは、ホテル経営学分野で全米トップレベルである米国コーネル大学と連携し、アジア太平洋学部の正課授業として初めて「特殊講義(観光学)」を2月8日(木)~12日(月)の5日間、冬セッション科目(集中講義)として開講しました。

コーネル大学のアソシエートマネジングディレクター唐川靖弘氏が講師となり、21名の国際学生(インドネシア、バングラデシュ、フランス、ベトナム、マレーシア、モンゴル、韓国、中国出身)と9名の国内学生の計30名が受講しました。

この科目では、別府市鉄輪(かんなわ)地区でのフィールドワーク(実地調査)と教室での授業を通して、鉄輪の資源を活用した観光ブランディングとマーケティングについて学びました。

唐川氏は、この授業の到達目標を説明する中で、「新しい価値の創造は、教室に座っているだけではできません。学生は、教室の外に飛び出して、探検しなければなりません」と語りました。APUで開講しているフィールドワークを取り入れたこのような授業は、APUの学生が、今まで学んできたことが、実際のビジネス課題を解決するために、どのように活用できるかを実践する最高の機会となります。

国際学生と国内学生が混ざったグループを作り、鉄輪温泉の視察、鉄輪温泉のステークホルダー(鉄輪地区の観光業従事者や観光客)へのインタビューを通して、鉄輪にどの様なニーズがあるのかを調査しました。

学生は、キャンパスへ戻り、個々の企業だけでなく、鉄輪という観光地ブランディングの視点から、地域全体へ利益をもたらす戦略をグループ毎で練り上げました。

授業最終日の2月12日(月)には、受講生が授業での学びを活かしグループ毎で考えた「鉄輪の観光地域づくり戦略」を鉄輪地区の女将らをはじめ、地域住民の方にむけて発表しました。

受講生のひとり、BATSUKH Otgonjargalさん(4回生、モンゴル出身)は、アジア太平洋学部で国際関係分野を専攻していますが、「今回、ブランドマーケティングについて学んでいる間、自分が4年間も住んでいる地域について学ぶこともできました」と、授業を振り返りました。

APUでは、自分の専攻分野に関わらず、別分野の授業を受講することもできます。この多様な学びの中で、APUの学生は、それぞれ自分の学びの世界を創造していきます。



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