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卒業生がAPUで講演:認定NPO法人D×P理事長 今井紀明氏、Social Startup Acceleration SUSANOOプロジェクトプロデューサー渡邉賢太郎氏

講演・シンポジウム

2017/07/13

2017年6月7日(水)、卒業生で認定NPO法人D×P(ディーピー)理事長、今井紀明氏が学生に向け講演を行いました。

D×Pは、関西を拠点に通信制高校と定時制高校に通う学生に特化したキャリア教育事業を展開している認定NPO法人で、現在大阪府内の定時制高校の1/3がD×Pのプログラムを授業に取り入れています。今回、卒業生という身近なロールモデルのもとでインターンシップを行うAPUの協定型インターンシップGAIA(Global Internship with Alumni)*1をD×Pでも実施することから講演が実現しました。

今井氏は、「社会企業で、ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会を創る」というテーマで、学生時代から現職に至るまでの経歴を紹介した後、D×Pの事業内容や運営方法などについて説明しました。学生達は、プログラムがD×Pのスタッフだけでなく、社会人や教員などの多くのボランティアスタッフに支えられている事などを興味深そうに聞いていました。講演の最後に、「『最初はひとりから。気がつけば万を超える。』前例のないことであっても、挑戦することで共感してくれる人は必ず現れる」と学生らを励ましました。

講演後に行われた質疑応答では、学生からの「自分のビジョンと、他の人のビジョンが異なる際に、リーダーとしてどの様に振舞えばよいか。」という問いかけに対し、「正解は無いが、そのビジョンについてチームのメンバーと一緒に考えるプロセスを作るよう心がけています。」と答えました。

また、同週の2017年6月9日(金)に行った社会連携セミナー*2では、卒業生でNPO法人ETIC.が運営するソーシャル・スタートアップ・アクセラレーター・プログラム「SUSANOO」(Social Startup Acceleration SUSANOO)のプロデューサーである渡邉賢太郎氏が講演を行いました。

渡邉氏は、今までにないイノベーションを通じて、人々の生活と世の中を変える取り組みの成長を先輩企業家・行政・メディアのマッチングを通じて応援する同プログラムの内容を説明しました。また、社会起業と営利企業の違いについて、実在の社会起業を例に挙げながら説明し、講演の最後には「良い事をしたいと考えるのではなく、心から実現したい、大切にしたい事を目指すことが大切です。自分が何をしたいのか、それが世の中にどの様な価値をもたらすのかを考えましょう。」と学生に向け呼びかけました。

*1
GAIA(Global Internship with Alumni)では、D×Pの他に卒業生が活躍する国内外の企業や団体でインターンシップを実施しています。現在までにモルディブ大使館、インドネシアで日本語と日本の文化の一つである漫画を教えるIkuZo!、福岡を拠点にフィリピン製のフェアトレード製品の販売を行うGirls, be Ambitiousの3社で実施され、5名の学生が参加しています。

*2
社会連携セミナーは、企業経営者や実業家の方などを講師に迎え、学生の学習・研究の一助となる社会で生きる知恵を身につける機会として実施しています。



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