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「アジア太平洋カンファレンス 2015」を開催

講演・シンポジウム|来学者|SDGs

2015/12/16

2015年11月7日(土) ~ 8日(日)、立命館アジア太平洋研究センター(RCAPS)主催で「アジア太平洋カンファレンス2015」を開催しました。

「アジア太平洋地域の社会変革:変化の波を図化(Societal Transformation in Asia Pacific : Charting the Waves of Change)」をテーマに、アルゼンチン、オーストラリア、タイ、バングラデシュ、カナダ、中国、ドイツ、ハンガリー、インド、インドネシア、イラン、日本、韓国、台湾、マレーシア、フィリピン、スウェーデン、アメリカなど、約20の国と地域から、発表者として約200名が、来場者としては過去最多の約300名が、一挙に集まりました。

基調講演では、2007年ノーベル平和賞を受賞したレックス・ビクター・O.・クルス博士が「Holistic Transformation: Key to Ecosystem Resiliency in a changing World」と題し、世界では環境破壊が続き、生態系が破壊されている変化が激しいこの時代において、今後どのように生態系を回復していくべきか、そのプロセスを提唱しました。

地球はいまだかつて無いストレス下にあり、それが気候変動を通じて更に顕著になると説明し、人類が自然環境に及ぼした影響を国連の報告書と共に紹介しました。人類や自然に有害な要素が判明した後、実際の対策に移行するまでに時間がかかり過ぎると問題提起しました。
どのように地球を救えるのかについては、個人が自分のためでなく、隣人のために何ができるのか、考え取り組む必要があると説明しました。会場では熱心に聞き入る各国・地域からの参加者の姿が見受けられました。

今カンファレンスでは、2日間にわたり、テーマに基づいた38の分科会が行われました。今年は、近年開催されていなかった日本語での分科会や、APUの学部生によるプレゼンテーションが行われました。

*「アジア太平洋カンファレンス」は、APUの基本理念のひとつである「アジア太平洋の未来創造」を目的に、2003年からRCAPSが主催しています。



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