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「3色ボールペン—もし、僕たちだったら—」市岡ゼミ3期生映像発表会開催

2006/2/8

2006年1月20日、市岡康子教授ゼミナール3期生の発表会がありました。

このゼミは、大分県の一町村を対象に春セメスターに現地でのフィールドワーク、秋セメスターではフィールドワークを基にした映像製作を行うAPSのゼミです。3期生である現4回生のメンバーは、3回生時に調査地を山香町に定め、『稲作』『畜産』『法人化農業』『後継者』の4つのテーマに沿う形でグループごとにフィールドワーク・映像制作を行いました。

「後継者」をテーマにした映像の一部(2004年度制作)をこちらでごらんいただけます。今回は、「3色ボールペン—もし、僕たちだったら—」と題し、上記の4作品に加え、個人で調査・制作した卒業制作2作品を発表しました。

森あづささん(APS4回生)制作の「古き良きもの〜詩吟は世代を超えて〜」は、中学時代、詩吟を古臭いと感じていた制作者である「私」が、大学で黒人霊歌であるゴスペルに出会い、日本の音楽を知らないことに気づくことから生まれました。
故郷・愛媛を舞台に、父の従兄弟であり、詩吟(漢詩を読み下したものに節をつけたうた)の師範である「おじさん」とその門下生の日常を追いかけ、詩吟の魅力を訴えかけます。
作品を観た学生は、「詩吟は、一度聞いてもすぐに意味が理解できない奥行きのあるものだと思った。この文化を知らない僕たち(若い世代)は、少しもったいないことをしている」と感想を述べました。

次に上映された小林稔昌(としまさ)さん(APS4回生)制作の「ブルーバードへの回帰」は別府駅前通りにある古びた映画館「ブルーバード劇場」と劇場を盛り上げようと奮闘する人々を描いた作品です。2002年秋、ブルーバード劇場に出会った「私」は、生まれ育った埼玉県川口市にある初めて行った小さな映画館を思い出します。タイトルの「回帰」には、その映画館との心の再会とシネコンでは味わえない個人経営の映画館のよさを伝えたいという思いが込められています。
発表後、作品を観た職員は「制作者の何かを表現しようという衝動を感じた。学生時代を思い出した」とコメントしました。

ゼミを担当する市岡康子教授は、発表会によせて、「ゼミ3期生が発表会を成功させようと一丸となったことで、たくさんの方に観に来ていただくことができたのだと思います」と挨拶しました。


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