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元世界銀行副総裁西水美恵子氏「国づくりは人づくり」特別講演を開催

講演・シンポジウム|来学者

2013/12/3

2013年11月15日(金)、元世界銀行副総裁の西水美恵子氏を講師に迎え、「国づくりは人づくり」をテーマに特別講演会を開催しました。

西水氏は講演の中で、世界銀行の副総裁時に体感した南アジアの貧困について、貧しさに喘ぐ人々の権力者への憤りや、それらが引き起こす問題について触れた上で、「貧困は悪い政治が作る人災です。世界銀行で私は、国家の政策が悪く汚職がはびこっているときには、融資をせずにまず汚職を追放させることを目指しました」と述べました。また、そんな南アジアにありながらも、97パーセントの国民が「自分は幸せだ」と感じているブータン*について、「常に国民の幸福のために考え行動するリーダーと、国民との間に信頼があり、信頼が安心感を呼んで幸福度を高め、政策の効果を上げています」と紹介しました。

また、西水氏はこれからの日本について「どの国でも素晴らしい変革は民間から起こりますが、いい社会になるには、従業員やその家族の幸福を一番に追求する企業が増えていくことが必要です」と述べました。

最後に西水氏は「50年、100年先の世界は貴方たち若い人の手にかかっています。自分に厳しく、人には正直に行動してください。自らが正しいこと、やるべきことをしていく、自分を引っ張っていく力がリーダーシップです。一人ひとりのリーダーシップの精神がいい国づくりにつながります」とAPU生にメッセージを送りました。

静かな口調で語りかけながらも気概のある西水氏の講演に、集まった学生たちは真剣に聞き入っていました。

*2005年の国勢調査

関連リンク:学生広報スタッフによるインタビュー記事は、在学生向けWebサイトFAFAをご覧ください。



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