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外交提供者としてのスイス:Urs BUCHER駐日スイス大使特別講義

講演・シンポジウム|来学者

2012/5/18

2012年5月11日(金)、駐日スイス大使館特命全権大使Urs BUCHER閣下がAPUを訪問され、「スイスの外交政策:外交提供者としてのスイス」と題して特別講義を行いました。

 

BUCHER大使は、まず四方を他国に囲まれたスイスの地理やこうした地理的要因によって多様化した言語や文化、経済状況などスイスの概要について紹介しました。そして、「スイス国民全体が直接民主主義の国家を保持すべきという強固な共通意志を持っている」と話し、それが複数の言語や文化を有する国家でありながらも、強力な結束力を持つ所以である、と説明しました。

スイスの直接民主主義の手法とは「国民になるべく近いレベルで政策決定を行う」というもので、税額や公共事業など、自治体レベルから国家行政レベルまで全ての政策を一般投票によって決定することが可能となっています。

BUCHER大使は、この中立の伝統と活発な外交政策によって、スイスは小国でありながらも、過去7年間に15の和平交渉で国際的な仲裁者として重要な役割を担うに至った、と述べました。こうしたスイスの中立姿勢と国際社会での貢献は国際的にも認められ、国際連合やWTO(世界貿易機構)、赤十字国際委員会など、約36の国際組織やNGO団体が同地に本部を置いています。

講義の最後には、BUCHER大使はスイスの金融システムや移民政策、直接民主主義の事例など中立姿勢をとるスイスの政策について学生から質問を受けました。

講義に先立ち、BUCHER大使は是永 駿APU学長や本間 政雄副学長、PORTER Edgar学長特命補佐と懇談し、APUのアドバイザリー・コミッティのメンバーへの就任を快諾されました。現在、APUでは2名のスイス人留学生が学んでおり、大使のアドバイザリー・コミッティ就任によって、APUとスイスとのより強固な協力関係が期待されます。



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