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APU開学5周年記念 アジア国際英語教育シンポジウム

2006/1/13

APUでは開学5周年記念事業の一環として、11月26日、27日にアジア国際英語教育シンポジウムを開催し、韓国、中国、台湾、ベトナム、タイなど英語を母国語としない各国でどのような英語教育が模索されようとしているのか、またアジア太平洋時代にふさわしい英語教育とはどのようなものなのかについて情報と意見の交換を行うとともに、日本における英語教育改革の方向性について議論を深めました。

明石康元国連事務次長が記念講演に立たれ、ご自身の豊富な体験をもとに、日本人がこれからの国際舞台で競争していく上ではコミュニケーションツールとして英語を習得することが必須になっていることを強調、参加者に強い感銘を与えていました。同氏は英語習得に関する十か条の心得を「モーゼの十戒」になぞらえてわかりやすく説明され、「Silence is gold」は国際社会では美徳とはみなされず、逆に孤立化を招くものだとして、若い世代には失敗を恐れず自信を持って話す楽しさを学校教育の中でもしっかり教えるべきだと強調されました。


講演に続くパネルディスカッションではアジア各国の英語教育機関の代表が自国と自機関の状況を発表し、討議を行いました。席上、台湾師範大学のChang教授から、台湾では英語教育がナショナル・スポーツと呼ばれていると紹介、中国や韓国、ベトナムから来たパネリストも異口同音に国民の英語力向上が国をあげて取り組まれ、国家戦略として位置づけられていることが紹介されました。



フロアからも多くの質問が寄せられ、韓国英語大学院のMoon教授は、シンガポールにシングリッシュという英語があるように、たとえば韓国でKonglishが生まれてもいいのではないか、アジアにはアジアの現実を反映した英語が創造されていく可能性があり、将来はおそらく市民権をえるようになるのではないかとの発言があり、英語がアジア太平洋地域の共通語として根を張りつつあることが浮き彫りになりました。
二日目は、APUを含め6人の先生方がそれぞれの学校で行われている授業を実際に再現する模擬授業を行いました。この模擬授業には、APUの学生とともに地元の3高校の生徒が生徒として参加、予想していた以上のハイレベルの授業に刺激を受けていました。どの会場も定員を上回り、別室でTV中継も行われました。



なお、シンポジウムは二日間ともすべて英語で行われ、参加者からは「まさに英語漬けになった二日間だった。これだけでも刺激的な体験だったのに、中身がより刺激的だったので大いに勉強になった」との声が寄せられていました。なお、二日間ののべ参加者数は567人でした。

パネリストを派遣していただいた各国の英語教育機関は次の通りです。
- 大元外国語高校(韓国)
- レ・ホン・フォン高校(ベトナム)
- 台湾師範大学
- スリナカリンウィロット大学附属パトゥワン高校(タイ)
- 上海外国語大学附属外国語学校(中国)
- 国際英語大学院(韓国)
- トランス・パシフィック・ハワイ・カレッジ(米国)



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