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イスラエル大使館 Michal TAL一等書記官を迎え、社会連携セミナーを開催

講演・シンポジウム|来学者

2011/8/1

2011年7月5日(火)、駐日イスラエル大使館Michal TAL一等書記官がAPUを訪問し、「イスラエルの多文化主義:現状と問題点」と題した社会連携セミナー(講義)を行いました。本セミナーは吉川卓郎APS助教が担当する講義「多文化社会論」の一環として行なったものです。

TAL氏は、人々が抱くテロリズムや内政不安といったイスラエルのマイナスイメージとは逆の、イスラエルの国と文化の魅力を紹介することが、大使館における自らの役割だと説明しました。そしてプロモーションビデオを使い、イスラエルの多文化な魅力と、諸外国からの影響を色濃く受けた食文化や音楽、現在のイスラエル社会について紹介しました。

またTAL氏は、移住者が新しい生活に適応しやすいよう取られた移民政策や、移住者が新たな人生を送る国=イスラエルに到着した瞬間から提供される経済支援や社会的な支援、新たな移住者を孤立させず同じ文化背景を持った共同体の一員として迎える働きを担う「移民統合省」の役割について説明しました。さらに移住者に対し、アラビア語に加え、イスラエルの公用語であるヘブライ語の学習支援をするために設置されたUlpanと呼ばれるヘブライ語学習学校についても紹介しました。
                           
TAL氏は、イスラエルをしばしば複雑な問題を引き起こす「文化的な融合と混乱の地」であると表し、宗教の共有と国の保護によって、こうした相違を乗り越えることができると述べました。

聴講生は、移民問題に関する政府の取り組みや、欧州各地で見られる右翼政治の再興、日本が取り組むべきより開かれた移民政策など、様々な質問を寄せ、TAL氏はこれらの質問に対し、言語や移民への障害を克服したAPUのような取り組みを成功例に挙げ、日本中が手本にすべきだと話しました。



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