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APUで国際移住機関(IOM)のソマリア担当者による社会連携セミナーを開催

講演・シンポジウム|来学者

2011/6/23

2011年6月8日(水)、国際移住機関(IOM*)ソマリア担当の上野真由美氏を講師に迎え、「ソマリアにおける人権侵害」と題した社会連携セミナーを開催しました。

上野氏は、画像や映像を交えながらソマリアにおける人身取引や人権侵害の現状、政治腐敗や海賊問題など様々な問題について紹介しました。また、紛争状態に苦しむ人々がいる一方、そのような状況下でも現状を受け止めながら明るく暮らそうとしている人々がいる事を例に挙げ、ソマリアに暮らす人々の力強さにも触れました。


さらに、上野氏はソマリアが抱えるこのような問題の原因は、法の弱さや国際社会との関係の欠如、教育機会の欠如にあるとし、解決策として警察集団の養成や国際社会の関心を高めることを挙げました。また、そのためには国際機関やNGO団体の協力や支援が必要であると言及しました。

会場には定員を超えた学生が集まり、熱心に講義に耳を傾けました。聴講した学生からは「ソマリアにおける女性の地位問題」や「周辺国への移民流失問題」などについて質問や意見が寄せられ、APU生の国際問題への関心の高さがうかがえました。

最後に、上野氏は学生に向けて「ただ単に知識を吸収するだけでなくその知識を現実社会に応用出来る能力を身につけて下さい」とアドバイスし、セミナーは閉会しました。

*国際移住機関(IOM)
世界的な人の移動(移住)の問題を専門に扱う国際機関。「正規のルートを通して、人としての権利と尊厳を保障する形で行われる人の移動は、移民と社会の双方に利益をもたらす」を基本理念に、移民個人への直接支援から関係国への技術支援、移住問題に関する地域協力の促進など、活動は多岐に渡っている。

取材:山本 大貴(APM1,日本)
APU学生広報スタッフ<Student Press Assistant(SPA)>



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