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外務省 坂場 三男大使の特別講義

講演・シンポジウム|来学者

2011/5/11

 

2011年4月22日(金)、APUに外務省 坂場 三男大使を特別講師として迎え、「2つの外交、1つの国益」と題する特別講義を行なって頂きました(藤村 和広APS教授の「国際協力論JA」の一環)。


坂場大使は1973年に外務省入省後、海外ではフランス、ベルギー、インド、エジプトなどの日本国大使館に配属、外務本省では中南米局長、外務報道官などを歴任されました。そして2008年から2010年まで駐ベトナム大使を務められ、現在は、外務本省でイラク復興支援調整及び気候変動枠組み条約担当特命全権大使の任にあります。

特別講義では、坂場大使は国益を追求するために展開されている二国間外交と多国間(マルチ)外交についてお話しをされました。その際、坂場大使より、近年の日本・ベトナム関係の強化やそのためのODA・日本企業進出・文化行事(コスプレ・コンテストなど)といったご経験のご紹介がありました。また国際機関外交としては、気候変動問題をめぐり昨年12月にメキシコで開催された大規模な国際会議(COP16)での多国間交渉の模様という、具体的な事例の説明がなされました。

聴講した学生からは「現役の外交官である坂場大使の講義を大変楽しみにしていました。日本とベトナムの現状を関連付けて紹介され、とてもわかりやすかったです。中でも、日本のアニメがベトナムでも人気があるというのは意外でした。また国際的な会議における外交の難しさを感じることもできました」や「今回の講義を通じて外交や国益に関して改めて考えるようになりました」、「日本の国益を守りつつ他国と協議して妥協点を見つけることの難しさがよくわかりました。いかに外国を納得させつつ日本の意見を主張していくのか、外交の難しさを感じました」といった感想が寄せられました。

坂場大使の特別講義は、世界情勢、国際協力に関心の高いAPU学生にとって、外交の現場の雰囲気を感じる貴重な機会となりました。

取材:長友 里恵(APS2, 日本)



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