立命館アジア太平洋大学

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MEDSYN ASIA 2010‐アジアのサイエンス・コミュニティの学術的な相乗効果の開発に向けて

講演・シンポジウム

2010/4/13

2010年3月4日(木)、5日(金)の両日、独立行政法人日本学術振興会(JSPS)の後援により、APUで初のMEDSIN ASIA 2010国際専門家会議を開催しました。会議には南カリフォルニア大学医科大学院Parakrama CHANDRASOMA教授の協力でモンテ カセムAPU前学長の召集により、世界中から医学・健康科学、情報・通信科学、その他関連技術分野の研究者や専門家が集まりました。


MEDSIN ASIAの取り組みは、アジア太平洋地域と世界が直面する最前線の課題に取り組む際に、科学者同士の自由な相互交流を可能とするアジアの科学共同体の創設に向けた第一歩となることが期待されています。

MEDSYN ASIAの初会合は、逆流性食道炎(GERD)に焦点を当て、一般的な治療基準に基づいた、疾患観察のためのGERDセンターをアジアとその他の地域に設立することを目指して開催されました。適切な判断と処置をしなければ、GERDは胃酸の逆流によって引き起こされる異常症状によって食道腺癌を引き起こす危険性のある “バレット食道”へと進行する恐れもあります。

Parakrama CHANDRASOMA博士と南カリフォルニア大医学大学院の研究員はGERD罹患者の特定と、細胞レベルでの疾患の進行・退縮の経過観察法を開発し、この方法はMartin RIEGLER博士のもとにウィーンのGERDセンターで、またSulochana Wijetunge博士とChandima Halahakoon博士のもとにスリランカGERDセンターで再現されています。

初期GERDセンターの成功を受けて、MEDSYN ASIA2010会合は、世界各国でのGERDセンターの設立の土台を作り、貴重な調査結果や分析結果をセンター間のネットワークの中でリアルタイムに交換、分析を可能とする国際的な情報交換のプラットホーム、“GERDネット”の設立を目指しています。

MEDSYN ASIAの初会合を振り返って、CHANDRASOMA博士は「GERDセンターが世界中に広く普及し食道腺癌のアジアでの流行を回避することと、アジアの科学者コミュニティの発展を支援することを期待します。またAPUがGERDセンターの集積データ分析のための情報拠点となることを期待しています」とプロジェクトに対する期待を述べました。

このプロジェクトはアジアの科学者コミュニティ創造を主導する一つの要素となる、柔軟な国際交流構想として、日本学術振興会の資金提供を受けています。カセム教授は閉会挨拶で「APUが国際社会における日本政府の戦略的な取り組みに積極的に貢献できることを期待します」と述べました。
MEDSYN ASIAの開催において、支援していただいた後援企業の皆様に感謝の意を表します。

MEDSYN ASIA2010を詳細に紹介した記事はこちら(英語のみ)





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