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サンガ・ンゴイ・カザディ教授が日田市で環境をテーマに講演

講演・シンポジウム

2010/4/12

2010年3月27日(土)、日田市内で行われたNPO日本の杉桧を守る会主催の「日田発地球を守る講演会」で、APU副学長兼国際協力・研究部長 SANGA-NGOIE Kazadi教授が「COP15の真実!森林と地球温暖化」と題した基調講演を行いました。


SANGA教授は講演の中で、インドネシア(熱帯雨林気候)・オーストラリア(半乾燥気候)・イスラエル(砂漠地帯)、各地域の大規模植林地における最近の研究調査をもとに、持続的な森林利用や植林産業の世界的動向について紹介しました。そして、「日田の森林、生きている“木”には、温暖化を緩和するだけでなく、生物多様性のための生息環境や豊かで安定した土壌を提供し、さらには地下水源・河川水源を涵養するなど、単なる木材資源としてだけでない価値があります。この価値を私たちが認識し、貴重な生物資源である森林の持続的利用を如何に社会経済的価値へつなげ、地域経済を活性化していくのかが喫緊の課題です。森林管理と保全におけるパラダイムシフト(発想の転換)へ向けて地域社会が一丸となって取り組み、共に”価値ある森創り”に挑戦していきましょう」と提案しました。

当日は、SANGA教授の講演のほか、地域の小学生や会社員、農家の方による自然環境をテーマとした意見発表が行われ、環境システムにおける考えや経験を共有するとともに、世代を超えて、地域・地球環境における森林の役割を改めて考える一日となりました。

今回の講演は、昨年12月に行われたAPUと大分銀行共催の「第2回環境セミナー」でのサンガ教授の講演を聴講したNPO日本の杉桧を守る会 横尾企画室長の申し入れにより、実現したものです。

日田市は、全国的にも有名な日田杉や、それを材料とする木工品など木材産業が盛んな地域です。またAPUと日田市は2008年7月に友好交流協定を締結し、連携強化に努めてきました。今後、サンガ教授は、APUと日田市の協力のもとNPO日本の杉桧を守る会と連携して環境研究・森林調査に着手し、日田の森林の持続可能な利用と管理保全、林業再生を目指した総合的な森林価値を評価する新たなパラメータの構築に取り組んでいく予定です。



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