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別府・泉都観光ルネサンス・プログラム卒業記念シンポジウムを開催

教育プログラム|学生生活|講演・シンポジウム

2010/2/15

2010年1月24日(日)、APUが設置する学部間連携プログラムの一つ「ツーリズム&ホスピタリティ・インスティチュート(THP*)」が主体となり、別府市中央公民館で「別府・泉都観光ルネサンス・プログラム卒業記念〜地域社会にはばたく学生力〜」と題した公開シンポジウムを開催しました。


シンポジウムは、APUが学生と地域の協力のもと取り組んできた別府の観光振興を通じて地域づくりを行う教学プログラム体系(泉都観光ルネサンス・プログラム)の今年3月の完結を受け、約2年半の取り組み成果を発表したものです。
この泉都観光ルネサンス・プログラムは、文部科学省が2007年に募集した「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP**)“地域活性化への貢献(地元型)”」に、「学生力を活用した地域への還元教育システム」として採択されています。

当日は、由布市議会議員の小林 華弥子氏を講師に迎え、基調講演を行いました。小林氏は自身の湯布院での経験に基づいた観光振興・まちづくり現場での活動について紹介し、「地域を活性化させるのは、それに関わる人々の地域へ対する想いです」と話しました。



シンポジウム後半は、THPの学生が研究成果の報告を行いました。池邉 優雅さん(APM4、日本)は、NPO法人BEPPU PROJECT(***)が昨年春に催した「混浴温泉世界」について、各種メディアを通じて宣伝した効果を分析し、特に“口コミ”が地域振興に与える影響の大きさを紹介しました。続いて、池永 沙織さん(APS4、日本)は、別府市内の観光客約100人に対して行ったアンケート調査に基づき、観光客が感じている別府の魅力や、求めている観光地としての要素についての分析結果を紹介しました。

佐藤 康司さん(APM4、日本)は、臼杵市の町内に竹の灯篭を灯す「うすき竹宵」にボランティアとして関わってきた経験と観察を元に、ひとつの竹燈篭イベントが地域の伝説に根差した“祭”へと昇華していくプロセスを検証し、観光まちづくりのあるべき姿を提示しました。最後に、前川 真輝さん(APM3、日本)が、別府市内成地区で畠田 展行客員教授のゼミと地域住民とが共同で進めてきた、古民家を利用したホリデーハウス・プロジェクトの歩みと、利用客の分析結果から見えてきた今後の事業展開の可能性について紹介しました。

シンポジウムには、小方 正勝APU名誉教授や深道 春男大分大学名誉教授などプログラムの外部評価委員5名も参加し、2年半の活動の評価を行いました。

シンポジウム終了後、成果報告の一つとして別府市内で観光名勝のボランティアガイドを行う中村 圭一さん(APS、3)の案内のもと、ミニ・ウォーク「べっぷ異文化散策」を行い、JR別府駅から竹瓦温泉にかけての別府市街地を散策しました。



ツーリズム&ホスピタリティ・インスティチュート(THP)(*)
APUでは、複雑で多様化するアジア太平洋の諸課題に迅速かつ戦略的に対応するために、アジア太平洋学部(APS)と国際経営学部(APM)の両学部を横断して学べる5つの教育・研究組織「インスティテュート」を設置し、大学院接続までを視野に入れた高度な学びに取り組む「クロスオーバー・アドヴァンスド・プログラム(CAP)」を展開しています。その中で「ツーリズム&ホスピタリティ・インスティチュート(THP)」は、観光学と経営学を融合させた政策的・戦略指向型の教育を通して、ホスピタリティを提供するサービス産業人材の育成を目指しています。

現代GP(**)
優れた取り組みを国が評価し、他大学に広げることを目的としたプログラム。APUは、2003年の完成年度以降、11件採択されています。

NPO法人BEPPU PROJECT(***)
別府市を拠点に、市民への現代美術を中心とした文化・芸術の振興に関する事業の実施を通して、当該分野の発展を目指している。APU卒業生も活動。



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