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APU開学10周年記念APU講座で石井米雄氏が特別講演

講演・シンポジウム|来学者

2009/10/29

2009年10月17日(土)、アカデミック・アドバイザー(*)で東南アジア研究の権威である、国立公文書館アジア歴史資料センター長 石井米雄先生を講師に迎え、APU開学10周年記念APU講座を開催しました。講座終了後の茶話会にはタイ、インドネシアなど東南アジアを中心とした4カ国からの国際学生と国内学生、計13名がアシスタントとして参加し、受講生と懇親を深めました。


石井先生は、タイ研究50年の中で得た異文化理解への道について紹介し、「文化を理解する上で言語を学ぶことは必要ですが、言語は気持ちを伝えるための手段であって、異文化理解のためのツールでしかありません。真の国際化は外国語を学ぶことではなく、外国人とふれあい、その背後にある文化を理解することで促進されます」と人的交流を奨励しました。

質疑応答で聴講に訪れた教育者の方から“情報の偏りから特定の国、地域に対して偏見を持つ子どもを見受けるが、偏見を取り除くにはどのように対応すればよいか”と質問が挙がり、石井先生は「直接交流しなければ真の理解は難しい。交流の機会を増やしてはいかがか」とアドバイスを贈りました。



会場には東南アジアに関心を持つ、一般市民の方約90名が聴講に訪れ、熱心に講座に耳を傾ける姿や茶話会で学生や講師と交流を深める姿が見られました。聴講者の一人は「日本の英語教育の問題点が具体的事例を挙げて紹介され、興味深く、解りやすい内容でした。次回のAPU講座に期待しています」と講座の感想を寄せました。

石井米雄先生は外務省を経て京都大学東南アジア研究センター所長、人間文化研究機構 機構長などを歴任された日本における東南アジア研究の最高権威です。また外国語にも造詣が深く、神田外語大学 学長も務められました。2008年には瑞宝重光章を授章されています。APUは開学当初から、石井先生のご支援をいただいています。

APUでは地域社会の国際化と活性化へ寄与すること重要な使命と認識し、その取り組みのひとつとして開学前の1998年から公開講座「APU講座」を開催しています。2009年度のAPU講座は「異文化の理解と誤解〜東南アジアの迷い方〜」をテーマに、開学10周年を記念した特別講座として開講しています。
現在2回目以降の講座参加者を募集中です。詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.apu.ac.jp/home/keytopics/content380/?version=japanese

アカデミック・アドバイザー
APUの教育・研究の高度化に向けて支援をいただく組織。ノーベル賞学者をはじめ国内外の著名な研究者・教育関係者53名の方々が委員として就任いただいています。石井米雄氏をはじめ、2008年度ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎博士や台湾初のノーベル賞受賞者李遠哲博士など著名な方々に協力いただいています。



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