立命館アジア太平洋大学

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APU開学10周年記念企画:坂本初代学長が新入生にAPU創設の理念を講義

講演・シンポジウム

2009/5/25

2010年4月に開学10周年を迎えるAPUでは、2009年9月から翌年9月までの一年間を10周年記念期間とし、様々な記念事業を通して10年間の感謝の意を示すとともに、国際化の新しいモデルを構築してきた高等教育機関として、今後の国際社会にいかに貢献していけるかを確認していきたいと考えています。


APU公式ホームページでは、開学10周年記念事業の取り組みを掲載しており、第一弾として先日発刊された書籍「立命館アジア太平洋大学誕生物語—世界協学の大学づくり」を紹介しました。今回、第二弾としてAPUの創設期に重要な役割を担った坂本初代学長が、4月に入学した新入生を対象に行った講義を紹介します。

2009年5月18日(月)、秦 喜美恵(SHIN Kimie)准教授と立山 博邦助教が新入生を対象に担当する「APU入門」の授業で、特別講義として坂本和一初代APU学長が「立命館アジア太平洋大学(APU)はいかにして創られたか」をテーマに講義を行いました。

講義は、開学から9年を経た現在、APU開学の理念や当時の状況を改めて学生に知ってもらいたいとの考えから開催しました。

坂本先生は、講義の中で「APU開学の最大のミッションは、2つあります。APUの構想が生まれた当時、次は欧米ではなくアジア太平洋の時代が到来すると考えていました。一方で、国際化の波が押し寄せる中、日本の大学はまだ国際競争の土俵にすら立っていないと感じていました。そこで、世界中の優秀な学生を集めアジア太平洋時代に有為の人材を養成すること、日本の大学の国際化を牽引することを使命と考えたのです」と設立の理念を語りました。



さらに、ミッションを達成するために、日英二言語教育の展開や学生と教員の半数を外国籍にするという仕組みを打ち出したことを伝え、「大学の新設だけではなく、新規事業に取り組む際は、コンセプトが重要です。コンセプトがしっかりしていれば、やるべきことが見えてきます」と新入生に訴えかけました。

講義を受けて学生たちからは、「開学に至るまでに様々な課題があったと思うが、何を支えにしてきたか」や「APU創始者として、今の学生たちに求めることはどんなことか」といった質問があがりました。これを受けて坂本先生は、「平岩外四日本経団連名誉会長は、『APUの構想は本来政府が国際貢献ですべき事業だが、それを立命館と大分県が行おうとしているのであれば経済界は応援しよう』と言ってくださいました。このように、APUは様々な方の支援のもと開学しています。この社会的約束と期待に応えるという責任と、きっといいものができるという確信が心の支えとなっていました。
外部の方は、APUの学生に国際的コミュニケーション力を期待しています。これは、世界中のどんな人に出会っても臆せず共に仕事の出来る人材を意味します。皆さんはAPUの多文化環境を生かし、多くの友人を作ってください」とメッセージを送りました。

国際、国内のそれぞれ30名の学生にとって、開学に至った経緯や当時の教職員の熱い思いを知り、今後の学生生活に生かす機会となりました。

APU入門は、新入生を対象に開講する授業で、対人関係能力や日英二言語でのディスカッション方法、時間管理についてなど、APUで学び生活する上で必要な力や自分の目標に合わせて多文化環境を活用する力を育成することを目的に開講しています。

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