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日本外交の課題−薮中外務事務次官特別講義を実施

講演・シンポジウム|来学者

2009/5/18

2009年5月18日(月)、山崎隆一郎客員教授の担当する専門教育科目「アジア太平洋における国際戦略JA」の授業で特別講義として、現役外務省事務方トップの薮中三十二外務事務次官が「日本外交の課題(Challenge for Japan’s Diplomacy)」をテーマに講義を行いました。


薮中外務事務次官は特別講義の中で現在そして未来の日本の外交を含む様々な問題や新生オバマ政権による外交関係への影響などについてふれ、「国際的な外交スタイルは、ブッシュ政権の“我々の敵か見方か”というスタイルからオバマ政権の“共に”というアプローチへ完全に抜本的に変化しているようです」と述べました。

更に今後の日本外交の展望について、「例えば日本はアフガニスタンでの道路や鉄道、教育など人道支援をたくさん行ってきました。今後はそういった成果をもっと声を挙げて主張していくべきです。他にも昨年、中国、韓国、日本の首相が過去ではなく未来志向の会談を九州で行いました。これは本当に注目すべきことです」と述べました。

聴講に訪れた学生から国際外交と日本のODAのより積極的な役割について質問が挙がり、薮中外務次官は解りやすく回答しました。学生にとっては現役の外務省の最高幹部による、生きた国際関係論を学ぶ素晴らしい機会となりました。

薮中外務次官は在韓大使館、在米大使館などでの勤務を経て2002年12月に外務省アジア太平洋州局長に就任し、対北朝鮮外交での拉致被害者の返還や核問題の交渉を担当されました。2008年1月、外務事務次官に就任され、外務省の事務方トップとして手腕を発揮されています。また2008年12月、APUを支援する組織「アドバイザリーコミッティー(AC)」のメンバーにも就任いただいています。



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