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学生が大連の経済状況に関する現地調査結果を発表

教育プログラム|学生生活

2009/5/1

2009年4月29日(水)、「中国経済のグローバル化の最新動向と課題—大連地域の経済発展と日系企業」をテーマに2009年2月22日から3月1日にかけて中国・大連でフィールド・スタディを行った学生11名が調査結果を発表しました。


フィールド・スタディは、APUが推進するアクティブ・ラーニング・プログラムの一つで正課として実施するもので、APUの教員の引率のもと毎回違うテーマに基づき海外で現地調査を行っています。2006年から始まり、これまでに延べ500名以上の学生が参加してきました。中国でのフィールド・スタディは今回が初の試みであり、学生たちは大連と北京を訪問しました。

「信じすぎる日本人と信じなさすぎる中国人—日中ビジネスで必要なこと」をテーマに調査をした青島 由貴さん(APM3、日本)は、日本人は人や物を過度に信頼しており、自分で判断や行動をしようとしない傾向にあり、一方で中国人は自分の信念のもと判断・意思決定をする傾向にあると発表しました。その例として「日本では、消費者は商品を購入する際に店のオススメやセットを選択したり、適正かどうかを判断せずに提示されている額を支払ったりします。また交通ルールについても必ず信号を守ります。一方、中国の消費者は自分の目で確かめて納得したもののみを購入したり、値段を交渉したりするほか、交通ルールにおいても安全確認は自分で行い信号には頼りません」と中国を訪問して気づいたことを述べました。その上で、「日中間のビジネスや一般交流において必要なことは、どちらの文化や習慣がいいか・悪いかではなく、双方の違いを認め、いかに理解しあうかが重要です」と結論付けました。

また、TECHARTIPAKORN C.さん(APM3、タイ)は「大連:なぜ日本企業にとって魅力的な投資地域か」というテーマを掲げ、「大連は外資系企業が進出しやすいよう政府が条件や政策を整備しています。また、上海や北京に比べて人件費が安く、空港や鉄道といったインフラ設備も整っています」と調査結果を報告しました。
TECHARTIPAKORNさんは、「今回の調査で大連は他文化や人材を積極的に受け入れる経済交流の活発な都市だと分かりました。将来は日中泰で商社を開きたいと考えているため、日中間の貿易や関係を知ることが出来たいへん有意義に思います」と感想を述べました。

大連市は中国の東北地域経済の牽引車の役割を果たしているほか、多くの日系企業が進出し、日中経済貿易・文化交流のモデル地域でもあります。学生が大連の町や経済・社会・市民生活に対して事前学習を進め、大連でのグローバル企業や機関へ訪問・交流することにより、中国文化や中国人を知り、中国沿海部の経済発展、大連における日中協力の現状と課題、東北アジアビジネス連携の重要性を理解することを目的としています。また、中国人の生活と意識変化、中国文化に関心を持ち、国際的視野の拡大、国際感覚の向上を図ることも期待しています。
中国でのフィールド・スタディは今夏も実施する予定です。



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