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国際経営学部の学びの集大成-(株)コーセーの企業課題に多国籍の学生がビジネスプランを提案

教育プログラム

2020/02/13

国際経営学部の4回生対象必修科目「グローバルマネージメント(キャップストーン)」は、授業に企業の方を招き、同企業が抱える課題を話していただき、国内学生と国際学生がチームを編成し、これまでに学んだ経営学の知識を駆使し、課題の解決策を考える科目です。体系的な学びを促進する国際経営学部の履修構造の中で、4年間の学修の集大成となる科目です。

今セメスターは、化粧品の製造販売を中心とし、独自の高い付加価値を持つ高級化粧品を事業領域とする、株式会社コーセーにご協力をいただきました。

10月の初回の授業で、同社常務取締役 マーケティング本部長 小林正典氏および同社執行役員 経営企画部長 原谷美典氏より、同社の事業内容および中長期ビジョンや課題、世界の化粧品市場、世界の化粧品市場と日本の位置づけ、化粧品メーカー売上高の世界ランキングなど同業界を取り巻く状況について、講義を行っていただきました。そして、課題は「KOSEが成長のために発信すべき『J-Beauty』とは何か」であることが発表されました。

その後、受講生は本科目の担当教員による講義を受講し、知識をより深めながら、出身国・地域や言語基準、専門分野の異なる学生で構成した5名程度の小グループに分かれ、1回生から同学部で学んできた知識が実社会でどう活用できるかを考え、本学の多文化協働学習の中で培ってきた視点やスキルを生かしながら、同社が発信すべき「J-Beautyとは何か」について、調査、分析、議論し、提案をまとめてきました。

そして、学内選考の結果、最終プレゼンテーションへ3チーム、最終プロモーションビデオへ3チームが進出され、2020年1月23日(木)、同社からご来学いただいた16名の社員の方々を前に、3チームが提案を発表し、3つの動画が上映されました。その後、同社の方々の審査の結果、ベストプレゼンテーション賞、ベストプロモーションビデオ賞、ベストスピーカー賞などが発表されました。

同社常務取締役 マーケティング本部長 小林正典氏は講評として「今後、皆さんが社会人になった際には、企画力やアイデアも大事ですが、クライアントのオーダーにしっかり沿った提案をすること、そして与えられた時間内に提案し終えるということは最低限の必要条件です。ベスト賞として表彰されたチームの内容は、私たちのオーダーに対して、具体的でありクリアなメッセージを出していました」「今回は順位をつけさせていただきましたが、皆さん全員が、KOSEのためにさまざまな準備をしてくださり、今日のこの場においても、KOSEのために活発な議論をしてくれたことを本当にうれしく思いました。今回のキャップストーンの授業が、学生の皆さんに何かの気づきや、今後の人生に何か影響を与えることができたならば、本当にうれしく思います」と述べました。

今後も、さまざまな企業による講義実施等の支援を受けながら、受講生は国際経営学部で実践的な学びを深めていきます。



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