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高校生向け科学啓発セミナー「ひらめき☆ときめきサイエンス」2013を開催

教育プログラム|連携事業

2013/08/26

高校生を対象にした「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を、2013年7月20日(土)、21日(日)にAPUで開催しました。今年から初めて参加した大分工業高等専門学校から26名が20日に、過年度より継続して参加している大分舞鶴高校と岩田高等学校からそれぞれ25名と13名が21日のセミナーに参加しました。


「パソコンの内部や液晶のしくみを観察する生徒たち」

「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、将来を担う学生の知的創造性を育むこと、日本学術振興会の科学研究費補助金による研究成果を発信することを目的にしたプログラムです。今回APUでは、日本学術振興会、APU、アジア太平洋イノベーション・マネジメント・センター(AP-IMAC)の協力のもと、中田行彦APM教授を実施代表者として「日本のモノづくりと国際経営―液晶電卓の誕生から液晶テレビ、太陽電池へ―」と題したセミナーを開催し、受講生は日本のモノづくりと国際経営をテーマに、液晶電卓の誕生から液晶テレビへ発展する技術開発を学びました。本セミナーは、今年で7回目の開催となりました。

セミナーでは、まず中田教授が「液晶のしくみ」や「液晶から見た日本のモノづくり」について講義しました。そして、シャープ株式会社の大分技術センター元所長 首藤 義久氏の協力を得て、参加者はノートパソコンを分解し、パソコンの内部や液晶のしくみを観察しました。また、国内および国際学生によるティーチング・アシスタント(TA)のサポートのもと、NHKテレビ「プロジェクトX」を基に、独創技術についてグループで討論や発表を行いました。

続いて、首藤氏に、大英博物館にも所蔵されている、大変貴重な「世界初の電子式卓上計算機(電卓)」の実物を紹介してもらいました。


「大分工業高等専門学校の皆さん」

日頃見ることのないパソコンの内部を観察したり、世界初の電卓に触れ、参加した高校生の知的好奇心を満たし、創造性を育む一日となりました。


「大分舞鶴高校と岩田高校の皆さん」

最後に、中田教授が参加者全員に「未来博士号」を授与し、「世界に誇る日本のモノづくりや研究の未来の担い手になってください」とエールを送りました。



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