Ⅱ. 緊急時の対応・課外活動における安全対策
課外活動中にケガや病気を発症する可能性もあります。以下の対応を読んでおき、団体のメンバーや周りに居る人と協力し、迅速に、的確に対応できるようにしてください。また、必ず担当オフィスに報告をすることを忘れないようにしてください。
(i)緊急時連絡体制
- 学内にて活動中にメンバーが事故や怪我をした際は直接救急車を呼んでください。(電話:119)
- また、学内で救急車を呼んだ場合は、必ず中央監視室(内線2810:教室にある電話を利用)に連絡してください。中央監視室から正門の警備員に連絡し、警備員が正門から事故発生場所に誘導します。
- 学内外の場所に関わらず、必ずアウトリーチ・リサーチ・オフィス(電話:0977-78-1104)に連絡をしてください。閉室時は中央監視室(電話:0977-78-1150)に連絡をしてください。
(ii)活動における安全対策
1. 保険
学生教育研究災害傷害保険 (略称:学研災)
APUでは教育研究活動中に事故やケガが発生した場合に備えて、保険料(掛金)を大学が負担し、休学以外の在学する全ての正規学生を対象とした学研災(http://www.jees.or.jp/gakkensai/)に加入しています。
事故発生後、3週間以内にアウトリーチ・リサーチ・オフィスへ届け出る必要があります。詳細は「学生ハンドブック(学生生活)」を参照してください。
| 担保範囲 | 治療日数 | 医療保険金 | 入院加算金 |
|---|---|---|---|
|
学校施設内大学に届け出た正課外活動中 |
14日以上 | 30,000円~300,000円 |
入院一日につき4,000円(1日~180日) |
スポーツ安全保険
スポーツ系団体は、安全確保の観点から加入を強くお勧めします。文化活動・地域交流・ボランティア活動も対象になります。
| 担保範囲 | 治療日数 | 医療保険金 入院加算金 |
|---|---|---|
|
学校施設内・遠征中・大学に届け出た正課外活動中・各団体の集合・解散場所から被保険者の住所との往復中。 |
通院・入院1日目から補償 |
2. 大学が主催する課外活動支援講座
救急法・熱中症対策講座
| 目的 | 部員が課外活動中に倒れて意識がはっきりしない重症時に救急車が到着するまで、団体の他のメンバーが部員を救命できるようにする。また、熱中症の予防の知識を身に着け実践できるようにする。 |
|---|---|
| 日時 | 年1回開催。開催日時決定後、団体の代表・副代表に周知をします。 |
| 内容 | CPR(心肺蘇生法)・AED(自動体外除細動器)の使い方・熱中症予防について。 ※受講後、修了書が発行されます |
| 場所 | 学内 |
| 協力 | 別府市消防本部 |
| 参加団体 | スポーツ系団体・海外遠征団体必須。文化芸術系・学術系も希望者は受講可能 |
(ⅲ)自主活動団体 海外遠征の準備について
1. 計画をよく練ること
海外遠征を行うことにより、いつもとは違う環境に身を置くことで、自主活動団体のメンバーの皆さんは多くのことを学ぶことができると思います。また、同時に、違う国・地域においては思わぬ事故や事件に遭遇してしまうこともあるかもしれません。よって、十分に計画を練ったうえで、海外遠征にのぞんでください。以下に、海外遠征を計画するにあたって重要なポイントを紹介します。
- ✔ 海外遠征の目的や達成目標は何ですか?
- ✔ 今考えている海外遠征の計画で、その目的や目標を達成できますか?
- ✔ 費用対効果は十分にありますか?
- ✔ 渡航先は安全ですか?渡航先の最新の安全情報を確認してください。
- ✔ メンバーが事故に巻き込まれないための安全予防策はどのようなものですか?
- ✔ メンバーが事故や事件に実際に巻き込まれた場合、どのように対応をしますか?その対策は現実味のあるものですか?
- ✔ 渡航先に必要とされている予防接種は何ですか? ヘルスクリニックに相談へいくこと。
- ✔ 大人数で渡航する場合、団体としてまとまって旅行するにはどのような工夫が必要ですか?
- ✔ メンバー全員のパスポートやビザを出発までに手配する時間は十分にありますか?
- ✔ 顧問の先生に海外遠征について相談をしましたか?
2. オフィスに遠征予定を報告・ヘルスクリニックに相談
- 長期休暇約2か月前に学生団体の代表・副代表へ海外遠征予定についての確認のメールを送りますので、返信をしてください。
- 遠征代表者に対し、オフィスが海外遠征に対する注意事項・手続きについて説明をします。その内容に従い、参加メンバー全員が危機管理・衛生に関する動画を視聴したり、必要な手続きを踏む必要があります。
- ヘルスクリニックへ遠征代表者が行き、予防接種に関しての相談をしてください。
3. 保護者の同意を得ること
遠征に参加するすべてのメンバーは保護者に旅行の詳細(便名、宿泊先、旅程、緊急連絡先等)を伝える必要があります。緊急時など、海外遠征に関連して、アウトリーチ・リサーチ・オフィスは保護者に連絡を取る場合があります。
4. 海外旅行保険の加入
遠征に参加するすべてのメンバーは全期間について海外旅行保険に加入することを強くお勧めします。。渡航先の国・地域出身者で、渡航先の保険をすでに持っている学生に関しても加入をすすめます。
5. 以下の文書をアウトリーチ・リサーチ・オフィスに期限厳守で提出をすること
| 文書名 | フォーム | 提出締切日 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 海外遠征企画書&地図 | 申請システム「活動登録」→「海外遠征計画書」 |
指定の日時 【目安】 夏季休暇遠征:7月上旬 春季休暇遠征:1月上旬 |
| 2 | 海外遠征参加者リスト* |
「Overseas 02
」を上記申請システム提出時に添付 ※保護者の連絡先情報も必要です |
|
| 3 | 海外遠征予定表 |
「Overseas 03
」を上記申請システム提出時に添付 (自由書式も可) |
上記1~3の内容が不十分な場合、申請システム上で「却下」となります。その場合は、その申請の下部に書いてある「承認状態」のコメント欄の指示通りに内容を追加・修正し、再申請を行ってください。再申請をする際は、画面上部にある「申請状況」のアイコンをクリックし、左側の「引継ぎ申請」を選んでください。前回提出した申請を選ぶことで、前回作成した内容が全て反映された申請画面出てきますので、それに、コメント欄で指示があった加筆・修正を加えて、申請をしてください。
大学は計画の内容によっては海外渡航を許可しない場合もあります。
また、「海外遠征企画書」と「海外遠征予定表」は参加メンバー全員に共有してください。
6. 危機管理・衛生管理の準備をすること(参加者全員必須)
海外遠征に参加するすべての学生は大学が指定する危機管理・予防接種・衛生管理の動画を視聴する必要があります。「たびレジ」の登録も強くお勧めします。詳細は遠征代表者へ配布する最新の「海外遠征の準備について」にしたがって下さい。
また、ヘルスクリニックと相談し、団体で予防接種を受けるか検討をしてください(ヘルスクリニックを通して病院の対応可否がわかるので、早めに検討してください)。このプロセスについても詳細は遠征代表者に別途お知らせをします。
7. 出発に際して
海外遠征に参加するすべての学生は、アウトリーチ・リサーチ・オフィスに提出した「海外遠征企画書」と「海外遠征予定表」を必ず閲覧できる状態にすること。
遠征責任者が携帯番号の携帯を忘れた場合や、番号が変更になった場合は、必ずアウトリーチ・リサーチ・オフィスに連絡をすること。
また、顧問がいる自主活動団体は出発前に必ず遠征計画を顧問にも連絡すること。
8. 海外遠征中
現地でも最新の危険情報をチェックし、安全第一で活動を行うこと。 危機が生じた際は大学や「海外遠征企画書」に記載されている連絡先に適宜連絡を取ること。
「たびレジ」に登録した参加学生には日本国の外務省の発する海外安全情報が登録したメールに送付されます。
9. 海外遠征後
海外遠征終了後、10開室日以内に登録システムの報告より『企画・イベント実施報告 / Event Report』を提出すること。また、顧問がいる自主活動団体は活動終了後できるだけ速やかに顧問に報告をすること。