1. 安全な学生生活を送るための基本情報
  2. 第10章 学生生活における注意

9. 人間関係・恋愛トラブルについて

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文化的背景や個人の考え方が異なれば、人間関係・恋愛についての考え方も異なります。自分では良好な関係であると思っていても、相手が同じように感じているとは限りません。
人を好きになることは、他者と深く関わることであり、素晴らしい経験です。同時に、難しい人間関係を抱えてしまうことも経験するでしょう。
人は、一人ひとりが異なる恋愛観を持っています。恋愛において、「相手のことをもっと知りたい」「もっと一緒にいたい」という感情が湧き上がることは自然なことです。しかし、自分の要求を押し付けたり、友人関係を狭めたり、嫌なことを我慢したりすることは、よい関係とは言えません。
嫌なことに対しては、勇気を出して、はっきりと「NO」と言ってください。相手が「YES」と明確な同意の言葉、態度を示さない時には、合意がないと考えてください。特に、性行為は、その後、様々なトラブルに発展することがあります。
一人ひとりが、自分を大切にし、そしてお互いの意見や考え方の違いを尊重し、認め合っていくことが重要です。

自分を尊重し、相手を尊重する

恋愛の対象ではない相手であっても「友達だから大丈夫」と部屋などに2人だけでいることは避けましょう。合意のない性行為へ発展することがあり、後々大きなトラブルに発展することがあります。

ストーカー行為について

つきまといや待ち伏せ、監視していると告げる行為、面会や交際の要求、無言電話、拒否後の連続した電子メール・SNS 等の送信などの行為は、相手に対して不安を覚えさせるものであり、このような行為を同じ人に対して繰り返して行うことは「ストーカー行為」にあたります。処罰の対象となりますので、絶対にしないでください。

リベンジポルノについて

交際関係にある相手、交際関係にあった相手など他人の性的な画像を、インターネット上に公開するという行為は、たとえ実際に公開しないとしても、相手方にその意思を伝えた時点で「脅迫」となります。他人の性的な画像を持ち出すことは、犯罪行為であり、処罰の対象となりますので、絶対にしないでください。

デートDV

デートDV とは、未婚のカップル間で起こるDV のことです。身体的暴力だけではなく以下のような行為全てが、デートDVに該当します。

  • 身体的暴力:殴る、蹴る、押す、叩く、物を投げつける、縛る、髪の毛を引っ張る、等
  • 性的暴力:性行為の強制・強要、明確な同意のない性交渉、避妊をしない、等
  • 精神的暴力:大声で怒鳴る、人前で馬鹿にする、所有物を壊す・捨てる、「殺す」「別れたら死ぬ」などの脅迫、等
  • 社会的暴力:相手の家族・友人関係の監視・制限、メールや電話の監視や返信の強要、等
  • 金銭的暴力:相手の金を勝手に使う、借りて金を返さない、等

このような行為を許容してはなりません。もしこのような被害を受けているのであれば、スチューデント・オフィスまたは学外の相談窓口に相談してください。

学内の相談窓口:

スチューデント・オフィス(B棟1階):0977-78-1124
apustu1@apu.ac.jp

学外の相談窓口:
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