Ⅱ. 緊急時の対応・課外活動における安全対策
学費を支払うための納付書は、大学に登録されている学費請求先住所に送られます。住所が適切に登録されていない場合、納付書が届かないため授業料が払えず、学費未納退学となってしまうケースもあります。転居をした場合も、その都度、現住所や学費請求先住所を更新しましょう。
また、住所・電話番号等が大学に正しく登録されていないと、事件・事故・災害等が起こった際に、大学から皆さんや皆さんのご家族に連絡をすることができません。必ず最新の住所情報を登録しておくようにしましょう。
(i)緊急時連絡体制
- 学内にて活動中にメンバーが事故や怪我をした際は直接救急車を呼んでください。(番号:119)
- また、学内で救急車を呼んだ場合は、必ず中央監視室に連絡してください。中央監視室から正門の警備員に連絡し、警備員が正門から事故発生場所に誘導します。
- 遠征先で事故にあった場合も必ずアウトリーチ・リサーチ・オフィスに連絡をしてください。
(ii)活動における安全対策
1. 保険
学生教育研究災害傷害保険 (略称:学研災)
APUでは教育研究活動中に事故やケガが発生した場合に備えて、保険料(掛金)を大学が負担し、休学以外の在学する全ての正規学生を対象とした学研災(http://www.jees.or.jp/gakkensai/)に加入しています。
事故発生後、3週間以内にアウトリーチ・リサーチ・オフィスへ届け出る必要があります。詳細は「学生ハンドブック(学生生活)」を参照してください。
担保範囲 | 治療日数 | 医療保険金 | 入院加算金 |
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学校施設内大学に届け出た正課外活動中 |
14日以上 | 30,000円~300,000円 |
入院一日につき4,000円(1日~180日) |
スポーツ安全保険
スポーツ系団体は、安全確保の観点から必ず加入してください(加入代:1人1,850円)。学内のみで活動するスポーツ系団体も加入を検討してみてください。地域交流・ボランティア活動も対象になります。アウトリーチ・リサーチ・オフィス窓口に資料がありますので、必ず取りにきてください。申込後、『加入依頼書』(コピー)をオフィスに提出してください。
担保範囲 | 治療日数 | 医療保険金 入院加算金 |
---|---|---|
学校施設内・遠征中・大学に届け出た正課外活動中・各団体の集合・解散場所から被保険者の住所との往復中。 |
通院・入院1日目から補償 |
2. 大学が主催する課外活動支援講座
①救急法講座
目的 | 部員が課外活動中に倒れて意識がはっきりしない重症時に救急車が到着するまで、団体の他のメンバーが部員を救命できるようにするため |
---|---|
日時 | 年1回開催 |
内容 | CPR(心肺蘇生法)・AED(自動体外除細動器)の使い方の教授 ※受講後、修了書が発行されます |
場所 | 学内 |
協力 | 別府市消防本部 |
参加団体 | スポーツ系団体・海外遠征団体必須。文化芸術系・学術系も希望者は受講可能 |
②危機管理ガイダンス講座
目的 | 海外遠征の安全対策 |
---|---|
日時 | 年2回開催 |
内容 | 緊急事態のシミュレーション、事前の予防策(予防接種・保険) |
場所 | 学内 |
参加団体 | 海外遠征団体必須 |
(ⅲ)自主活動団体 海外遠征の準備について
1. 計画をよく練ること
海外遠征を行うことにより、いつもとは違う環境に身を置くことで、自主活動団体のメンバーの皆さんは多くのことを学ぶことができると思います。また、同時に、違う国・地域においては思わぬ事故や事件に遭遇してしまうこともあるかもしれません。よって、十分に計画を練ったうえで、海外遠征にのぞんでください。以下に、海外遠征を計画するにあたって重要なポイントを紹介します。
- ✔ 海外遠征の目的や達成目標は何ですか?
- ✔ 今考えている海外遠征の計画で、その目的や目標を達成できますか?
- ✔ 費用対効果は十分にありますか?
- ✔ 渡航先は安全ですか?渡航先の最新の安全情報を確認してください。
- ✔ メンバーが事故に巻き込まれないための安全予防策はどのようなものですか?
- ✔ メンバーが事故や事件に実際に巻き込まれた場合、どのように対応をしますか?その対策は現実味のあるものですか?
- ✔ 渡航先に必要とされている予防接種は何ですか? ヘルスクリニックに相談へいくこと。
- ✔ 大人数で渡航する場合、団体としてまとまって旅行するにはどのような工夫が必要ですか?
- ✔ メンバー全員のパスポートやビザを出発までに手配する時間は十分にありますか?
- ✔ 顧問の先生に海外遠征について相談をしましたか?
2. リーダーガイダンスに参加をすること(海外遠征の代表者2名)
日時: 指定の日時(アウトリーチ・リサーチ・オフィスのお知らせにて周知します)
海外遠征を決定している団体だけでなく、検討している段階の団体も必ず参加をしてください。
このガイダンスに参加しない団体は原則、海外遠征を許可しません。
参加前に下記7の提出書類に事前に目を通しておくこと。また、下書きを持参した場合は、ガイダンス後、オフィス職員がチェックをすることもできます。
3. 保護者の同意を得ること
遠征に参加するすべてのメンバーは保護者に旅行の詳細(便名、宿泊先、旅程、緊急連絡先等)を伝える必要があります。
また、保護者の旅行への参加同意書をアウトリーチ・リサーチ・オフィスへ提出してください。保護者の同意書には、「保護者が海外遠征を許可していること、保護者氏名、住所、電話番号、日付、保護者署名」を必ず記入してください。海外遠征に関連して、アウトリーチ・リサーチ・オフィスは保護者に連絡を取る場合があります。
成年をしている学生に関しては、保護者に海外遠征の了承を得たうえで、保護者の同意書の代わりに自書の誓約書を提出しても構いません。誓約書には、「保護者へ海外遠征の許可をもらっていること、学生氏名、保護者氏名、住所、電話番号、日付、学生署名」を必ず記入してください。
4. 海外旅行保険の加入
遠征に参加するすべてのメンバーは全期間について海外旅行保険に加入しなくてはなりません。渡航先の国・地域出身者で、渡航先の保険をすでに持っている学生に関しては、別途、海外旅行保険に加入することは義務づけていませんが、加入をすすめます。
7. 以下の書類をアウトリーチ・リサーチ・オフィスに期限厳守で提出をすること
文書名 | フォーム | 提出締切日 | |
---|---|---|---|
1 | 海外遠征企画書&地図 | 申請システム「活動登録」→「海外遠征計画書」 | 指定の日時 |
2 | 海外遠征参加者リスト* | 「Overseas 02 」を上記申請システム提出時に添付 | |
3 | 海外遠征予定表 |
「Overseas 03
」を上記申請システム提出時に添付 (自由書式も可) |
|
4 | 保護者同意書 | アウトリーチ・リサーチ・オフィス窓口に提出 | |
5 | 海外保険証書のコピー** | ||
6 | パスポートのコピー |
- * 本学で緊急時事故対策サポートに加入するため(保険ではありません)、参加メンバーが変更になった際は直ちにアウトリーチ・リサーチ・オフィスへ連絡をください。
- ** 保険証書が日本語・英語以外の言語で書かれている場合、「保険会社名」「学生名」「保険期間」「保険会社電話番号」を訳したものを余白に記入すること。
上記1~3の内容が不十分な場合、申請システム上で「却下」となります。その場合は、その申請の下部に書いてある「承認状態」のコメント欄の指示通りに内容を追加・修正し、再申請を行ってください。再申請をする際は、画面上部にある「申請状況」のアイコンをクリックし、左側の「引継ぎ申請」を選んでください。前回提出した申請を選ぶことで、前回作成した内容が全て反映された申請画面出てきますので、それに、コメント欄で指示があった加筆・修正を加えて、申請をしてください。
大学は計画の内容によっては海外渡航を許可しない場合もあります。
大学の危機管理ガイダンスに参加すること(参加者全員必須)
- (1) 母国以外に渡航する学生:指定の日時に参加してください
- (2) 母国へ渡航する学生:指定の日時に参加してください
海外遠征に参加するすべての学生はこのガイダンスに参加することが必須です。
授業の出席のため欠席する場合は、代表者が、各団体の欠席者全員の「名前・学籍番号・欠席理由」をまとめ、ガイダンスの3日前までにアウトリーチ・リサーチ・オフィスへ報告すること。授業以外の理由の欠席は認めません。後日、その欠席学生向けのフォローアップガイダンスを行います。
原則、ガイダンスに参加できない場合は大学が渡航を許可しません。
8. 出発に際して
海外遠征に参加するすべての学生は、アウトリーチ・リサーチ・オフィスに提出した「海外遠征企画書」と「海外遠征予定表」のコピー、危機管理ガイダンスで配布する「緊急連絡先カード」を必ず携帯すること。
遠征責任者が携帯番号の携帯を忘れた場合や、番号が変更になった場合は、必ずアウトリーチ・リサーチ・オフィスに連絡をすること。
また、顧問がいる自主活動団体は出発前に必ず遠征計画を顧問にも連絡すること。
9. 海外遠征中
現地でも最新の危険情報をチェックし、安全第一で活動を行うこと。
危機が生じた際は大学や「緊急連絡先カード」に記載されている連絡先に適宜連絡を取ること。
参加学生には日本国の外務省の発する海外安全情報が登録したメールに送付されます。
10. 海外遠征後
海外遠征終了後、10開室日以内に登録システムの報告より『企画・イベント実施報告 / Event Report』を提出すること。また、顧問がいる自主活動団体は活動終了後できるだけ速やかに顧問に報告をすること。