プログラム名: (APS)現代社会論-〈共生〉について考える
担当教員: 清家 久美
担当教員: 清家 久美
プログラムに参加しようと思った理由
私は現在ゼミで、ユルゲンハーバーマスの市民的公共性について勉強しています。利害の異なる他者間の対話を通して共生を目指す公共性を勉強する身として、講師の方の現場の経験の蓄積から習い、「他者との共生」について考える本プログラムはとても魅力的でした。また、一週間の共同生活や実習を通して五感を使う経験を、自身の研究に限らず自分の生き方に活かしたいと思い応募しました。
プログラムに参加して、何を得て、今後の学部での学修またはキャリアにどのように活かしたいですか
1番の収穫は、「顔の見えるかけがえのない他者」という視点です。都市でしか生活したことない私にとって、見知らぬ人は「他人」であり「景色」でした。しかし、現地で他者と生きることとは、普遍的人権によって保護される「他人」ではなく、顔の見えるかけがえのない他者との共生なのです。理論ではない現場の哲学から考える「他者との共生」という視点や感覚は、今後の生き方を捉え直すきっかけになりました。
プログラムに興味を持っている学生へのメッセージ
APハウスや別府の町という世界中の学生が集まる狭い場所で暮らす経験を持つみなさんにとって「共生」「他者」は身近な問題だと思います。この問題について、授業や実習、そして仲間や先生方との議論を通して、普段とは違う視点から深く思考する一週間は、卒論を書く際にも役立ちますし、みなさんの人生の財産になります。純粋に素直に貪欲に批判的に学ぼうという姿勢を持って参加してみてください!


