自分の派遣先国・大学だからこそ出来た経験
興味を持っている芸術や文化について幅広く、そして深く学ぶことが出来たため、カナダのバンクーバーでの時間は大変楽しいものでした。毎週金曜日にはバスで市街地にあるブリティッシュ・コロンビア大学の学習センターにボランティアに行きました。そこでは、芸術や工芸のワークショップで現地の方々のサポートをしました。ワークショップでは年賀状やビジョンボード、ミツロウやライスドラムなどを作成しました。これらのワークショップを通して、私は多国籍で複雑な背景を持った多様な人々―学生、お年寄り、移民、退役軍人、有色人種、先住民、ホームレスの方々と出会いました。会話の内容は毎回異なり、ある時は彼らの身の上話をし、またある時は、バンクーバーの地域社会や学習センターがある市街地東部について話しました。数週間もすると、職員や参加者の名前を覚え始め、彼らも私を認識してくれるようになりました。1セメスターの終わりには、近隣地域の再建問題についてみんなで議論したことを人形劇にしました。劇の台本を書いたり人形を作成したりするだけでなく、領土問題やそこで暮らす人々のことを学ぶことができました。
これから海外交換留学に参加する学生へひとこと
交換留学に参加するだけで、必ずそこに学びが生まれます。パーティーや旅行、勉強、それ以外にも興味があることを学ぶことができるでしょう。私は様々な活動に参加することで、視野を広げ、自分がどのような人間でどうなりたいかをより理解することが出来ました。留学中に新しい挑戦や驚きがあると思いますが、慣れた環境から一歩踏み出せば、必ず素晴らしい何かを達成できるはずです。