プログラム名:(ST)持続可能な地域づくり 長野県飯田市における調査
担当教員: 土橋 卓也
プログラムに参加しようと思った理由
私が長野県飯田市でのフィールド・スタディに参加したのは、APUでの学びの中で抱いた課題意識をもとに、現地調査によって課題解決の糸口を得たかったからです。私の専攻は環境・開発学なので、環境と経済の好循環を生んでいる飯田市は、ロールモデルとして非常に参考になると考えました。また、これまでの講義を通した学びは、キャンパスの中で完結するものがほとんどだったので、現地調査がどういうものなのか、実際に体感してみたかったからです。
プログラムを通じて成長できたこと
プログラムは、環境施策以外にも市民活動や文化の継承など、幅広い分野について目を向ける機会となりました。分野横断的なプログラムを通して、自ら問いを立てて実証していく中で、飯田市の在り方を本質的に捉えることができるようになりました。今後は、飯田市で得た学びや課題意識を、環境・開発学ゼミでの卒業研究や、就職先の環境事業を行っている企業で活かしたいです。
プログラムに興味を持っている学生の皆さんへのメッセージ
机上での受身な学びではなく、自分から疑問や課題意識を持って、その答えやヒントを自らつかみに行きたいと思うような、積極的な学びを求める人にピッタリです。ただ現地で話を聞き、視察するだけでなく、得た情報をもとに深く思考する方法を学ぶことができます。飯田市の「まちづくり」を通して、幅広い分野においての「持続可能性」について考える良い機会となるはずです。また、複数の大学の生徒が参加するため、興味や考え方、これまでの経験などが全く異なる人と出会え、非常に刺激的です。
(写真は、飯田市の市民活動のシンボルであるりんご並木散策時と、シードル生産を行っている酒造会社の工場見学にて撮影したものです。)