プログラム名:(ST)持続可能な地域づくり 長野県飯田市における調査
担当教員: 土橋 卓也
プログラムに参加しようと思った理由
長野県飯田市は「環境文化都市」を目指し、様々な先進的な取組みを展開しており、「環境モデル都市」に選定されています。日本の地方の課題は、それぞれの地域ごとの様々な課題はあるものの、少子高齢社会による労働力人口の減少、過疎化、伝統産業の衰退等は、共通する課題となっています。そのため、ゼミで行っている他地域の研究や自身の卒論等にも相互に活かせるヒントが得られるのではないかと思い、応募致しました。
プログラムを通じて成長できたこと
新聞やインターネット、書籍を通して得られる情報だけでなく、行政や地域の方々の生の声を直接聴かせていただくことにより、飯田市の「環境と経済の好循環な街モデル事業」、「太陽光市民共同発電事業」、「日本初の地域環境権」等が、どのように住民自治の下に展開されてきているのかということを学ばせていただきました。それぞれの地域の強みを活かし、地域住民の方々を巻き込んで、信頼関係の下に、産官学連携で一体となって地域課題に向き合うことは、他地域でも同様に活かせることを学びました。
プログラムに興味を持っている学生の皆さんへのメッセージ
専門家の方々から理論や多様な視点での物事の捉え方、歴史や地域特有の文化等を学びながら、現場でのフィールドワークを通じて、課題発見や問題解決のヒントを得られる体験は、机上の勉強からだけでは決して学ぶことができません。迷ったら、まずはトライしてみることをオススメします。なお本プログラムには他大学や留学生の方々も参加されており、様々な観点での議論や意見交換ができたことも有意義な経験になった理由の一つだと思います。