自分の派遣先国・大学だからこそ出来た経験
アゼルバイジャンへの交換留学は毎日が新鮮で、初めての食文化や習慣、言語に触れることができました。特に、アゼルバイジャン人はお茶とダンスが大好きだったことが印象に残っています。お茶を飲みながらの交流や、アゼルバイジャンの伝統的な音楽に合わせて皆で踊った経験は忘れることができない素敵な思い出です。また、現地の公用語はアゼルバイジャン語のため、大学以外の人とは会話をすることが難しかったです。それでもGoogle翻訳とカタコトのアゼルバイジャン語を使って互いを理解し合おうとした経験は、英語圏ではないアゼルバイジャンでしかできない特別な経験だと感じました。
しかし、綺麗な思い出ばかりではありませんでした。アゼルバイジャンはアルメニアとの紛争なども進行していたため、国際関係に関して日本人の私とは全く異なる意見を持っている友人もいました。また現地の女子大学生は親が厳しいため、夜間に遊ぶことを制限されているなど、理解することが難しい文化も沢山ありました。全く異なる価値観を持つ相手を理解する姿勢を身につけ信頼を築いた経験は、アゼルバイジャンでの留学だからこそできた経験であり、私の力になっています。
これから海外交換留学に参加する学生へひとこと
他とは異なる面白い交換留学生活を送って欲しいです。確かにアメリカやヨーロッパは教育の質も高く、安全に暮らすことのできる魅力的な留学先です。ですが選択肢を絞る前に、皆さんの知らない国にも無限の可能性やワクワクが広がっているということを覚えていて欲しいです。APUでの交換留学でしか経験することのできない、面白くて刺激的な留学生活を送って欲しいと思います。