お知らせ
2015/11/17
2015年10月21日(水)、松崎良太氏(きびだんご株式会社 代表取締役)をお招きし、「From Rakuten to Kibidango: Crowdfunding as Viable Tool for Entrepreneurs(邦題:楽天からきびだんごへ:企業家が実行可能なクラウドファンディング)」という演題で、RCAPSセミナーを開催しました。
【中田行彦APS教授によるセミナーレポート】
まず、最初に、企画された中田行彦教授から「クラウドイノベーション」について紹介された。情報技術(IT)が発達し、「ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)」や「ソーシャルメディア」、資金を調達できる「クラウドファンディング」、人材を調達できる「クラウドソーシング」等が創出された。この「クラウドファンディング」等を活用することにより、不特定多数のクラウドが中心者となってイノベーションを創出・加速でき、「クラウドイノベーション」と名付け提案した。この「クラウドイノベーション」により起業し易くなる。この中の「クラウドファンディング」についての、疑問と活用の実際について、きびだんご(株)松崎良太氏に、答えてもらった。
松崎良太氏の講演タイトルは、「楽天からきびだんごへ:企業家が実行可能なクラウドファンディング(From Rakuten to Kibidango: Crowdfunding as Viable Tool for Entrepreneurs」だ。松崎良太氏は、日本興業銀行で投資銀行業務に携わった後、2000年に楽天を、三木谷浩史社長ら6人で立ち上げられた。楽天グループではM&A等に携わったが、2011年に独立された。素晴らしいアイデアを具体化していく、米国最大のクラウドファンディングKickstarterに共感され、日本のクラウドファンディングであるきびだんご株式会社を、2013年に2月に立ち上げられた。
きびだんごは、現在までに、137のプロジェクトを支援し、1億円の資金を獲得している。決めた期間内に目標金額以上の支援があると成功として支援金が得られる「All or Nothing」の方式を取っている。この成功確率は80%である。成功事例として、カメラバッグの「チクリツシモ(Ciclissimo)」がある。メッセンジャーバッグ型で、すぐにカメラが取り出せる。226人から655万円の資金を得た。他の成功事例に、3Dプリンターで作成した義手等がある。

松崎良太氏

司会:中田行彦APS教授
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2015/10/20

2015年11月7~8日、立命館アジア太平洋大学にて第13回アジア太平洋カンファレンス(APカンファレンス)を開催します。今回は“Societal Transformation in Asia Pacific: Charting the Waves of Change”をテーマに掲げ、様々な領域から研究発表が行われます。皆さんのご参加をお待ちしております。
- イベント名:
- アジア太平洋カンファレンス
- テーマ:
- “Societal Transformation in Asia Pacific: Charting the Waves of Change”
- 日時:
- 2015年11月7日(土)- 8日(日)
- 場所:
- 立命館アジア太平洋大学(APU)
- 申込:
- 2015年10月30日(金)締切
- Web:
- https://www.apu.ac.jp/rcaps/page/content0103.html/
- 連絡先:
- apconf@apu.ac.jp (APUリサーチ・オフィス)
◆APカンファレンスとは?
立命館アジア太平洋研究センター(RCAPS)は、アジア太平洋研究のCenter of Excellence を目指し、毎年「アジア太平洋カンファレンス(APカンファレンス)」という国際学術会議を実施しています。
◆RCAPSとは?
1996年7月,立命館学園は立命館アジア太平洋大学の開学に先立ち立命館アジア太平洋研究センター(Ritsumeikan Center for Asia Pacific Studies : RCAPS)を設立しました。センターでは,アジア太平洋研究のCenter of Excellenceをめざして,研究会,プロジェクト研究,共同研究,国際シンポジウムなどを実施し,本学の研究成果の流通を促進するとともに,国内外の研究者,研究機関とのネットワークの強化をめざしています。
リサーチ・オフィス
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2015/10/19
2015年9月30日、ローレンス・マルソー教授(Senior Lecturer in Japanese, University of Auckland)をお迎えし、
RCAPSセミナー「Appropriating Aesop's Fables in Early Modern Japan: The Asianization of the Mediterranean」を開催しました。

マルソー博士は今回のセミナーでイソップ物語が欧州の言語から近世日本の言語文化に置き換えられて行く過程を検証し、その過程における意思決定の意義について話されました。1593年、西洋の言語以外で初となるイソップ物語が日本語で登場します。九州の天草のイエズス会出版から、ローマ字表記による天草方言版のイソップ物語が出版されました。その後、漢字と仮名遣いの標準的な日本語文語によるイソップ物語が登場します。この標準文語版は17世紀に異なる出版社から復刻され、1659年にイラスト付きの木版画版が流通するようになります。この木版画版には、イソップ自身も登場人物の一人として登場しますが、地中海の人物としてではなく、日本人という設定になっています。イソップが物語の中で遭遇する人々も日本や中国、朝鮮など、アジアの人物として描かれています。セミナーでは、マルソー博士への質疑応答で締めくくられました。今回のセミナーの参加者には、イソップ物語が17世紀初頭の九州の人々にどのようにして溶け込んで行ったのかについて興味を示す方もいて、興味深く耳を傾けていました。
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2015/07/16
2015年7月15日、Roger D. Smith教授(准教授、 九州大学)をお迎えし、RCAPSセミナー「Cosmopolitan Communities in the Asia Pacific : Migration Trends for Highly-Skilled Residents in Metropolitan Centers in Asia」を開催しました。
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2015/07/16
2015年7月2日、小島 直子氏(助教授、同志社大学)とMonica Hamciuc氏(Lecturer, Miyazaki International College)をお迎えし、RCAPSカレントリサーチセミナー「Teaching Japanese Foreign Policy to Japanese Students in English」を開催しました。

小島 直子氏

Monica Hamciuc氏

司会;佐藤洋一郎教授(APS)
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