寄付活用のご報告
Salvary--Gassilloud Pabloさん、THAN HTIKE ZAWさん
Salvary--Gassilloud Pabloさん
フランス、アジア太平洋学部
THAN HTIKE ZAWさん
ミャンマー、アジア太平洋学部
▼ 該当プロジェクト
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【支援を受けたプロジェクト】学生のアクション支援
このたびは、私たちの研究活動に温かいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
私たちは、2025年3月のミャンマー地震を受け、人道支援における信頼構築のプロセスをテーマに研究を進めてまいりました。APUや国際的なビルマコミュニティで募金活動に関わってきた経験を背景に、2025年6月から文献レビューと調査を開始し、ミャンマーの市民社会組織リーダー6名と、地震支援に寄付を行った78名のビルマ人ドナーにインタビューを行いました。得られたデータは組織信頼理論に基づいて分析し、その成果を第9回社会科学研究世界会議で発表しました。研究では、地震後の信頼構築における「二重のパラドックス」という新たな視点を示すことができました。
これらの成果は、寄付者の皆様のご支援があってこそ実現したものです。国際学会での発表によって貴重なフィードバックを得ることができ、今後の研究協力者とのネットワークも広がりました。査読付き学術誌への掲載に向けた準備も進んでおり、この経験は私たちの学術的な成長に大きく寄与しています。
寄付者の皆様からのご支援は、私たちの研究を通じて東南アジア地域の理解と平和構築に向けた歩みを後押しするものであり、その信頼に心から感謝いたします。これからも社会に有益な研究を続けてまいります。