【募集終了】FIRST(国内)
- 異文化間コミュニケーション
プログラムの新設・拡充に伴い、本プログラムは2024年度以降は実施されません。2023年度実施分のシラバス、募集要項はこちらから確認ください。
FIRST(Freshman Intercultural Relations Study Trip)は、1回生がクオーターブレーク(学期中の休暇期間)を利用して国内外に赴き、そこで初めて出会う人々との交流や調査活動を通して、アジアの文化・社会に直接触れることが出来る短期プログラムです。プログラムは年に2回、春は国内学生向けに海外で、秋には国際学生向けに日本国内で実施しています。
目的地は「くじ引き」で決まる!?
「FIRST」の最大の特徴は、慣れない土地・文化・言語の中で、体当たりしながら調査活動を行うことです。
九州のどの場所へ行くかは、くじ引きで決定します。
4日間で、200人以上の日本人と出会い、交流する
プログラムの4日間の間に、200人以上の日本人にインタビューを行います。調査活動を通して、日本人の行動の仕方やものの考え方などについて深く学び、日本での生活、文化、日本語学習の意義を考えてもらいます。積極的に地域住民の方と交流をすることで、短いフィールドリサーチ期間で自分の日本語力が向上したことを実感した学生がこれまでにもたくさんいます。
大都市にはない日本の魅力を肌で体感
プログラムは、九州の4つの県が舞台になります。人の温かさ、自然、食べ物・・・昔ながらの日本の姿を色濃く残す魅力的な地域が九州には多くあります。また、それぞれの地域は異なる特色をもっています。温泉の湧出量日本一で自然豊かな大分。鎖国中唯一開かれていた港をもち、今だに異国の文化を垣間見ることができる長崎、唐津、伊万里、有田などの陶磁器や武雄、嬉野などの温泉地で有名な佐賀。九州最大都市であり、ショッピングや屋台ラーメンやもつ鍋などのグルメでも知られる福岡。普段、旅行では訪れないような小さな町にも、プログラム中に訪問します。
APUに入学したら多文化キャンパスからさらに一歩踏み出て自分を試してみる。それによってAPUでの学びを理解し、またグローバルな視点を持つきっかけを持つ。この目的のために、これまで多くの学生たちが世界への一歩を踏み出してきました。FIRSTの最大の特徴は「異文化オリエンテーリング」です。少人数のグループに分かれ、最小限の現地の言語、チームワークそして積極性をもって、指定された現地の町に自力で行き、そこで現地の方々の協力を得ながらアンケート調査を行います。200人以上の人々との出会いを体験し、積極性と自信を獲得してきます。渡航国出身の先輩学生も同行しますが、主役は参加学生です。「FIRST」をきっかけに学外での学びに興味をもち、言語研修旅行、教員引率の海外研修旅行、さらには交換留学などの海外プログラムに積極的に参加する学生も多くいます。「FIRST」はAPUで最初に体験する「世界へのとびら」です。
2018年度担当教員
近藤 祐一 アジア太平洋学部教授
「FIRST」の道のり
プログラムは、事前授業、実習、事後授業で構成されています。
1.事前授業(出発1ヶ月前)
担当教員の指導のもと、現地調査のテーマ設定や危機管理ガイダンスの受講など、準備を行います。それぞれのグループに1名の先輩学生がつき、言語や文化学習のサポートをします。事前授業は、調査テーマの決定から始まり、宿泊施設の予約など実習のための様々な準備を行います。
2.実習 (4日間)
地図を片手に、カタコトの日本語と仲間とのチームワークで、くじ引きによって決まった目的地を目指します。
3.目的地に到着!!
目的地に到着後は、事前に立てた課題をもとに、アンケート調査などの調査活動を行います。100枚以上のアンケートを回収するために、200人近くの人に声をかけます。
4.一日の終わりに
一日の締めくくりとして、毎晩、振り返り学習を行い、その日の気づきや反省を共有し、翌日の活動へ繋げます。
5.事後授業
APUに戻ってきた後は、調査結果を発表し、担当教員によるフィードバックを受けます。プログラムを通じて、参加者は異文化理解を促進させ、今後のAPUでの学習の方向性を見つけていきます。