寄付活用のご報告

LI DARIAさん

(在学生/キルギス)

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
▼ 該当プロジェクト
LI DARIAさん

物心ついたときから抱いている私の夢は、学問の世界で働き、最終的には大学教授になることです。
知識の創造、新しいアイデアの開発、グローバル教育への貢献が私の主な関心事です。私たちがすでにどれだけのことを知っていて、さらにどれだけのことを発見できるのか。卒業が目前に迫っているというのに、まだ遠い感じがします。

私の今後の計画は、大学院での学びの旅を続けることです。現在、私は政治理論を学んでいます。APUに在学して、このテーマに関するさまざまな授業を受ける機会に恵まれました。

私には、APUでの残り2年間の勉強と学生生活について、いくつかの計画があります。まずは、TAとして自分自身を試してみたいと思っています。大学でのキャリアを希望する人にとって重要な経験だと思います。TAとして働くことで、講義のための資料や学習ガイドの準備、学生とのやりとり、コース全体を通してのサポートなどを学ぶことができます。総合的には、これは大学でしか得られない貴重な経験だと思います。
次にインターンシップです。それは単なる通過点というだけでなく、私の個人的な、そして専門的な成長のための重要な足がかりになります。インターンシップは、教科書だけでは補えない実践的な体験を提供してくれると考えています。授業を受けたり、講義を聞いたり、教科書を読んだりすることは、紛れもなく教育の重要な部分であることは間違いありませんが、これらの理論を応用し、実社会でどのように機能するかを理解することは、大変重要なことです。インターンシップは、自分の知識を試し、専門家から学び、自分の勉強がどこまで進んだかを確認できる、実践的な舞台だと考えています。
もうひとつ、卒業前にしたいことは、マルチカルチュラル・ウィークへの参加です。TAやインターンシップが大学での一般的な経験だとすれば、マルチカルチュラル・ウィークに参加することは、APUならではの機会のように思えます。2年次編入生としてAPUに入学して以来、他の学生よりも時間がなかったため、すぐに学業に没頭し、多くの時間を勉強に費やしてきました。そのため、APUで体験できる多くの社会的・文化的機会を逃してしまいました。「マルチカルチュラル・ウィーク」では、新しい食べ物、音楽、ダンスなど、外国の文化に触れることができます。私の友人の多くは世界各国から来ていますので、マルチカルチュラル・ウィークに参加して彼らの文化に触れる機会はうれしいことです。

APUに来た後、私の人生は大きく変わりました。私は中央アジアの小さな国、キルギスで生まれ育ちました。故郷に対しては深い愛情を感じますが、私が成長し、向上していくには、あまりにも小さすぎました。キルギスのビシュケクに住んでいた21年間よりも、日本で過ごした1年足らずの方が、私は大きく変わったと思います。

日本に来ることは、子どものころからの私の最大の夢でした。来日以来、日本中を旅し、新しい場所を訪れ、新しい人々と出会い、新しい食べ物を試すことができました。日本には、独自の文化や伝統があり、私はそれに溶け込む機会を得ました。また、日常的に日本語を使い、上達することができました。日本語を流暢に話せるようになるにはまだほど遠いですが、あらゆる機会を利用して練習し、より多くのことを学びたいと思っています。

留学生として日本で生活することは、単に勉強するのではなく、美しい体験の織りなす空間に身を置くことです。一方、APUは他の国とは異なっています。私が思うに、APUをこれほど違うものにしているのは、ここにいる人たちです。学生は世界中から集まり、それぞれの文化的な言葉、経験、見解、意見を持ち寄ります。このような多様な環境が、ユニークな環境を生み出していると考えます。世界中から集まった多様な学生たちと関わることで、さまざまな視点や考え方に触れることができました。私にとってAPUは、ただ勉強するだけではなく、この学びを忘れられないものにするために、様々な機会を受け入れ、友情を育む場所なのです。

私は、与えられた機会に深く感謝し、現在の生活を可能にした寄付者の皆さまに感謝しています。APUに来なければ、私の人生がどう変わっていただろうと想像するのは難しいです。ここで私は素晴らしい人々に出会い、様々な文化を体験し、美しい場所を訪れました。
寄付者の皆さまのおかげで、私は留学生の経験を積む機会を得ることができ、学問的な視野を広げただでなく、貴重な人生のスキルを身につけ、生涯続く思い出と友情を作ることができました。

すぐに
寄付する
TOP
×

検索をやめる場合は、こちらをクリックしてください。