私の母国ブータンは、人口約80万人の発展途上国です。私たちの政府は「国民総幸福量(Gross National Happiness)」を重視しており、経済成長とともに国民の幸福と生活の質を向上させることに重点を置いています。そのおかげで、私たちは無料で医療や教育を受けることができます。これは、日本での生活費を経験して初めて、どれほどありがたいことだったかを深く実感しました。私の夢は、母国に貢献し、国王陛下が描くブータンの発展ビジョンの実現に寄与することです。日本での学びは、その夢を叶えるための大きな一歩です。日本は技術的に非常に進んでおり、効率的なシステムが整っている国です。それらを学び、ブータンに持ち帰って応用したいと考えています。例えば、私たちの国には信号機すらありませんが、日本のインフラは非常に高度で整備されています。APUでは、世界中から集まる学生と共に学ぶことができ、異なる視点を理解することで、自国の課題解決にもつながる貴重な学びを得ています。
私はビジネスマネジメントを学ぶため、立命館アジア太平洋大学(APU)に入学しました。親元を離れて海外に行くのは初めてのことであり、それは嬉しさと寂しさが入り混じった経験でした。APUと日本でこれから始まる新しい生活への期待に胸を膨らませる一方で、大切な家族や友人たちと離れることに大きな寂しさも感じました。私の学期には、私一人が唯一のブータン人学生でしたが、APUの多様な国際コミュニティが、私を温かく迎え入れ、受け入れてくれました。
大学生活は私にとって非常に大きな転機となっており、これからの数年間でさらなる成長を目指しています。APUの国際的な環境は、ブータンでは体験することのなかった多様な文化や考え方に触れる貴重な機会となっています。毎日が新たな学びの連続であり、教室でのディスカッションや、さまざまな国の学生たちとの交流、日本文化の理解を通して、多くのことを学んでいます。
私は、真の「国際理解」とは教科書の知識だけでなく、人とつながり、その背景を理解し、共通点を見出していくことなのだと実感しました。APUでは、会計・ファイナンスを専攻することを決めました。中学生の頃からビジネスに関心があり、友人と一緒に小さなビジネスを始めた経験もあります。起業家精神は私の中で最も情熱を持っている分野ですが、まずは会計とファイナンスの基礎をしっかりと学ぶことが、将来のキャリアに大きく役立つと信じています。私の戦略は、まず専門的なスキルを身につけ、それを将来的な起業の道に活かすことです。
私の母国ブータンは、人口約80万人の発展途上国です。私たちの政府は「国民総幸福量(Gross National Happiness)」を重視しており、経済成長とともに国民の幸福と生活の質を向上させることに重点を置いています。そのおかげで、私たちは無料で医療や教育を受けることができます。これは、日本での生活費を経験して初めて、どれほどありがたいことだったかを深く実感しました。私の夢は、母国に貢献し、国王陛下が描くブータンの発展ビジョンの実現に寄与することです。日本での学びは、その夢を叶えるための大きな一歩です。日本は技術的に非常に進んでおり、効率的なシステムが整っている国です。それらを学び、ブータンに持ち帰って応用したいと考えています。例えば、私たちの国には信号機すらありませんが、日本のインフラは非常に高度で整備されています。APUでは、世界中から集まる学生と共に学ぶことができ、異なる視点を理解することで、自国の課題解決にもつながる貴重な学びを得ています。
私の長期的な目標は、学んだ知識とスキルを活かしてブータンに戻り、制度の近代化や効率性の向上を図り、持続可能な開発という国家目標の実現に貢献することです。
私が受けている奨学金は、単なる経済的支援ではなく、可能性への投資であり、若者が地域社会に意味ある貢献をする未来への期待そのものだと感じています。
APUグローバルリーダー育成奨学基金の寄付者の皆さまに、心より感謝申し上げます。皆さまのご厚意は、私の経済的負担を軽減してくださっただけでなく、数えきれないほどの機会を私に与えてくださいました。この奨学金のおかげで、私は学業に集中し、大学生活を充実させ、経済的な心配なく夢に向かって努力することができています。
もちろん、ここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。異国の地に適応すること、異なる教育制度に慣れること、そして家族と離れて生活することは、私の忍耐力を試すものでした。しかし、それらの困難こそが、私にとって最も大きな学びを与えてくれたのです。私は自立心、多文化間コミュニケーション力、そして何より「諦めずに努力し続ける力」を身につけました。今後も、私はこの素晴らしい機会を最大限に活かしていく所存です。これからも学び続け、成長し、ブータンと世界をつなぐ架け橋となれるよう、準備を重ねていきます。
私の目標は、個人的な成功にとどまらず、母国への貢献、そしてグローバル市民として世界にも貢献することです。この道を可能にしてくださった寄付者の皆さま、本当にありがとうございます。皆さまのご支援は、単なる経済的な援助ではなく、若者の可能性を信じ、より良い未来を共に築こうとする想いそのものです。私はこの機会を、誠実な努力と情熱で必ず報い、社会に貢献していくことをここにお約束いたします。