2022/08/22

RCAPSセミナー「THE QUEST – Five decades of curiosity and research resilience」

7月18日、「THE QUEST – Five decades of curiosity and research resilience」と題して、モンテ・カセム国際教養大学学長をお迎えしてRCAPSセミナーを開催しました。


[マヒチ教授によるレポート]
カセム教授は、学生や研究者に自身の50年にわたる研究の軌跡を紹介しました。
先ずカセム教授の生い立ち、価値観、業績、そして理想や仕事、人生経験がどのように教授のキャリアを形成してきたかについて前置きがありました。
前半では、学問的、職業的、私的な経験に焦点を当て、より高い目的意識を見出すためにいかに長年費やしてきたかを説明しました。その結果、研究に対する洞察力が生まれ、さらなる疑問とそれに対する解決策を見出すことができたとのことです。世界中を旅し、国連で働き、いくつかの異なる機関でさまざまな研究テーマを追求したことが、「何をするにも人が中心でなければならない」という信念につながったのです。この原則に基づき、カセム教授は、科学は人間の健康に奉仕すべきと説明し、またデータと技術を活用し科学的革新、制度開発、政策立案の主要な推進力となるプロジェクトを開発しました。カセム教授は知識の循環のためのフレームワークを提供し、技術の「ドライバー」と「テストベッド」は、現在スリランカの持続可能で包括的なヘルスケア研究プロジェクトに活用されています。このフレームワークは、高齢化社会のモデルとして活用されており、官民のパートナーシップによって推進され、世界規模で実施できる可能性があります。
最後に、カセム教授は、科学者として、また大学理事長として、若い世代に、好奇心と将来の課題に信念を持って取り組むことの重要性を、アドバイスしました。そして、カセム教授が歩んできた50年の道のりを、50ヵ月という短期間で切り開くようにと、呼びかけました。

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