2021/02/02

RCAPSセミナーレポート「Inflicted Costs of Covid-19 and Some Emerging Global Issues」

2021年1月14日(木)に「Inflicted Costs of Covid-19 and Some Emerging Global Issues」と題して、BARAI Munim Kumar 教授をお迎えしてRCAPSセミナーをオンラインで開催しました。


BARAI Munim Kumar 教授 BARAI Munim Kumar 教授
SWAPAN Kumar Bala教授 SWAPAN Kumar Bala教授
KOO Chung Mo教授 KOO Chung Mo教授
[BARAI Munim Kumar 教授によるレポート]

今回のセミナーでは、「Inflicted Costs of Covid-19 and Some Emerging Global Issues」と題して、世界レベルでの新型コロナウイルスの人的、社会経済的損害について講義しました。この病気が長引くにつれ、地域や世界中の国々に損害を与えることについて述べました。さらにセミナーでは、世界秩序に深刻な影響を与える可能性のある様々な経済的、戦略的課題を網羅しました。これらには、世界中で起きる景気後退が大恐慌となる可能性、グローバルサプライチェーンを機能させるための中国への過度の依存を減らす努力、グローバリゼーションを逆戻しする試み、産業化政策の再形成、中国の国家中心主義の国際ガバナンスモデル復活の可能性、対する民主主義と資本主義が中核を形成する西側主導のルールに沿った世界秩序の形成が含まれていました。そしてこの論文では、新型コロナウイルス後の世界はウイルス発生前と同じにはならないであろうと示唆しています。
日本をはじめ、台湾、アメリカ、オーストラリア、インド、バングラデシュを含め国内外から学部生、院生、教授、研究者など計29名が参加されました。セミナーは、このような様々な参加者との質問および討論セッションで締めくくられました。

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