2020/12/24

RCAPSセミナーレポート「From Lion City to Silicon Island: The Impacts of Trade Facilitation on Singapore’s Electronic Integrated Circuits Industry」

2020年12月9日(水)に「From Lion City to Silicon Island: The Impacts of Trade Facilitation on Singapore’s Electronic Integrated Circuits Industry」と題して、LIU Yujie 教授とKIM Sangho 教授をお迎えしてRCAPSセミナーをオンラインで開催しました。


KIM Sangho 教授
KIM Sangho 教授
LIU Yujie教授
LIU Yujie教授
[KIM Sangho 教授(APM)によるレポート]

Liu教授は、セミナーでシンガポールがどのように電子的集積回路(EIC)産業を発展させてきたかについて講義をしました。また教授は金融、ロジスティックス、テレコミュニケーションなどの産業をサポートするうえで、シンガポール政府が貿易制限政策と共に、EIC政策において貿易振興政策を推進してきたことついて講義を行いました。

貿易円滑化政策がICT産業に与える効果を調査するため、Liu教授は、EIC産業におけるシンガポールの二国間貿易量を説明する変数として、自由貿易協定および貿易圏を含む重力モデルを使用しまた。また、貿易円滑化政策がEIC輸出に顕著な好影響を与えたことを示しました。さらに教授は、産業の発展に影響を与えた多くの関連政策課題について議論しました。

50分のプレゼンテーションの後、シンガポール経済について洞察力あふれるコメントを山形先生からいただき、質疑応答が始まりました。続いて聴講者からたくさんの質問やコメントが寄せられました。博士課程を含む大学院生、学部生1人、中国からの2人の参加者がおり、およそ10の質問がありました。質疑応答は50分ほど続きました。

参加者は意欲的で熱心であり、このセミナーが学術的情報交換を刺激する場として成功したことを反映しています。プレゼンテーションと熱の入った質疑応答の両方から、APU学生はたくさんのことを学びました。このセミナーは、実証研究が業界分析にどのように実施されるかの実例を示し、これは学生たちが進めている研究の手助けとなることでしょう。セミナー後、共同研究につながる学術的交流ができました。引き続き、学術交流を通じてLiu教授と共に、将来中国経済について研究が進むことでしょう。

大学院生にはこのような機会をさらに増やすことが望まれます。

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